◎旧帝国ホテル(フランクロイドライト氏設計)が使われています
今 NHKで放送中の朝の連続ドラマ「まんぷく」で安藤サクラ演じるヒロインの今井福子が勤めるホテルとして使われているのが 元 帝国ホテルの中央玄関部分で 東京に1923年に建てられましたが
1970年の建て替え時に その一部を愛知県犬山市の「博物館 明治村」に移築されたものです
1970年の建て替え時に その一部を愛知県犬山市の「博物館 明治村」に移築されたものです
帝国ホテル中央玄関外観と内部↑
「博物館 明治村」 公式ページより」
この建物の設計者はFrank Lloid Wright=フランク・ロイド・ライト(1867~1959)氏は近代建築設計家の巨匠
生涯に1000件以上の公共建築から一般住宅まで設計をした他に 家具 照明器具 テーブルウェア ガラス器 など多様なデザインも手掛けました
◎ライトが デザインの ライト
「まんぷく」のホテルのフロントのシーンで目に付く照明スタンドもライト氏のデザインです これは 「TALIESIN 1(タリアセン 1)」 という名がついていますが 背の高さが何種類かある中の ドラマで使用のものはミニサイズです
税込みで6万円強くらいです
●高・406巾・285 奥・325mm 1Kg
その他 ライト氏デザインの照明器具でよく見かけるのは(ドラマでの使用はあったか不明ですが)・・「TALIESIN 2(タリアセン 2)」 と称するもので 細長く背が高いフロアスタンドで間接照明的な使い方をするものです
このフロア照明スタンドも市販されています
税込で31万円くらいです
TALIESIN 2(タリアセン 2)は1952年に開発されたもので 四角い箱と合板製の遮光板で構成したユニットが多数積まれているカタチです ●高・2038 巾&奥行・410mm 20Kg
◎フランク・ロイド・ライト氏の先見性
氏は「鉄筋コンクリートは木に準じて使うべし」「柔道の理論は建築にも当て嵌まる」として今で言う「建築の柔構造」のような設計をしたことが功を奏して・・ なんと『このホテルが竣工式を行なった
1923(大正12)年9月1日に関東大地震が発生したのに 被害は出なかった』『』内は下山眞司 氏のブログ「建築をめぐる話・つくることの原点を考える」から一部引用
◎ライト設計建築を東京で見るなら・・「自由学園 明日館(みょうにちかん)」
この建物は、1921(大正10)年に 羽仁吉一、もと子夫妻(月刊誌「家庭之友」(婦人之友」の前身)を創刊 息子は映画監督の羽仁進)が創立した自由学園の校舎として ライトの設計により 東京都豊島区西池袋に建設されました (この建物も完成2年後の関東大震災に耐えました)道路を隔てた場所にはライトの弟子の「遠藤新」設計の講堂が在り、併せて国指定重要文化財になっています。』『』内は「明日館ホームページ」www.jiyu.jp/tatemono/myonichi.html引用一部省略
学校機能移転により内部見学でき 貸会場 カフェ 結婚式場もあります
講堂内部
◎朝ドラ「半分、青い」では世界的有名家具(主に椅子)が沢山登場
ドラマの中の 秋風羽織のオフィス内には ちょっとしつこいほどに有名家具が配置されていました これは美術担当デザイナー掛幸善 氏によるものでした
下の3枚のシーン写真は「NHK 半分青い 特集ページより引用 https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/special/column/13.htm 」ただし それぞれの椅子の説明は私が記載しました
↑左奥の網目の椅子は「ハリー・ベルトイア氏のデザインの『ダイヤモンドチェア』」(3~5万円台)
右の椅子は「ル・コルビュジェ氏デザインの『LC4シェーズロング』」(50~80万円台)
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「フリッツハンセン氏デザインの『エッグチェア』」(50~120万円台)
「フリッツハンセン氏デザインの『エッグチェア』」(50~120万円台)
この椅子は「ル・コルビュジェ氏デザインの『グランコンフォート』」というシリーズ からの
派生デザインものです
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