◎カメムシDream Come True ?!
先日(2023年11月某日)の午後、自宅のパソコンに向かっていていつのまにか15分くらい居眠りしてしまい、目覚めたのが1時半頃。

その目覚めの直前に私は夢を見ていて・・その内容は”自宅居間のローテーブルの上を一匹の体長5ミリくらいの小さなカメムシが這っているのを見つけた。

↓よく見られるカメムシ 左:ツヤアオカメムシ 右:クサギカメムシ

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(↑写真左:「兵庫医科大学 夏秋優 准教授撮影」/右:Wikipediaより)

ご存知のように、カメムシは刺激を与えると、くさい臭いを出すので、近くに在る空き瓶でいざ捕まえようとしたら、そのカメムシがいつの間にか急に大きくなって体長15ミリくらいに変身しているのでびっくりした”・・というところで目が覚めた。

「ちょっと不思議な夢だったな」と思いながらぼんやりしていて2分くらい経った時に突然、キッチンに居る妻の大声が・・「うわー ! カメムシー ! 」

とっさに「えっ カメムシ? なんなんだ この”夢と現実のつながり”は!」と思いながらキッチンに向かうと、窓の網戸の外側に体長1センチくらいの灰色のカメムシが張り付いているではないか!

それならば、捕まえて「子供の頃に体験した”カメムシの出すくさい臭い”を久しぶりに嗅いでみようか」と思った私は(これまたさっきの夢の中の行動と同じように)空き瓶を探すが見つからないものの透明プラスチック製の小型容器が在ったので、これを持って網戸の外側にまわってみたが、そのカメムシはいなくなっていた。

どうやら妻が、ひょっとしてカメムシから臭いを放出されて、それが部屋に入ってきては困ると考えてガラス窓を勢いよく閉めたので、ガラッという音に反応してカメムシが逃げてしまったようで、残念という思いと同時に、この”夢の中と現実のカメムシ出現”はまさに「Dream Come True※」の文字どおりではないか!と心の中で叫んでしまった次第。 (※通常は少しちがう意味で使われますが)

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(「U-NEXT」のCMより)

ではなぜこの不思議現象が起こったのか?

私は経験上、”ものごとは無から有は生じない”と理解している(但し宇宙の時空間の生まれについては理解不能?)ので、“カメムシが夢に出てきたこと”は腑に落ちる。その理由は・・

一か月ほど前に、テレビで”今年も多くの都道府県でカメムシが大量発生している”というニュースを観ていたので、その情報が私の脳内に残っていたからと思われる。

しかし、夢にカメムシが出るのは納得できても、その夢の2分後に現物が現れる理屈がわからない。

◎亡き母の予知能力
今から25年ほど前、ある晩の10時頃に母から電話がかかってきた。日頃こんな時間に電話をかけてくることはないので何事かと思いながら電話口に出ると・・

「あなたがクルマで事故を起こした夢を見て、どうしても気になったので電話したのだから気をつけるように」・・という内容だったので、ちょっと変な気分になったもののあまり気にせずに寝たのでしたが・・

翌朝、通勤のために自分のクルマを運転中になんとバイクが車体横腹に接触する事態が起きてしまった。幸いにも双方たいしたダメージもなかった(私のクルマは少々のかすりキズのみでへこみは無し)ので、合意のもとでそのままその場を去ったが・・

その直後に、昨晩の電話での母の予告?が当たっていることに思わず鳥肌がたった・・ということがあった。

このケースでも、母は私が過去に小さな事故を起こしていることを知っていたから、それが夢に出ることは納得できるものの、電話で事故発生予知通告されてから9時間足らずして現実に起きるということの理屈がわからない。

わかったことは・・古今東西で語られる「夢の中のお告げ」は確かにあるということ。

◎余録:カメムシについて
1)「カメムシ」は数ある仲間の総称
「カメムシ」という名の虫(昆虫)はおらず、日本国内に1000種以上にのぼる仲間の総称であるが、文献などでは総称する場合には「カメムシ類」と表記している。

その仲間にはすべて「〇〇カメムシ」や「〇〇カメ」などの正式名が付いている。しかし日本各地にはその地方独自の呼び名があり、その総数は40を超すほどで、例えば「ヘッピリムシ」、「ヘクサムシ」、「クサンボ」などがある。

2)カメムシは臭いの強さを、目的に応じて使い分ける
敵などへの威嚇、仲間へ警戒呼びかけ、仲間を呼ぶ、求愛などに、それぞれ臭いの強度(分泌液噴射量)をちがえている。

3) 「カメムシ類」の中には”くさくない臭い”を出す種類もある
「キバラヘリカメムシ」や「オオツマキヘリカメムシ」などは”青りんご”のような臭い、「オオトビサシガメ」は”バニラ”のような臭いを出す。

4)農林水産省発表の「カメムシ注意報」今年21府県に
今年(令和5年)も「カメムシ類」大量発生ありとして21府県に注意報が出ていますが、実は昨年のほうが対象地域は広くて35都道府県に及んでいた。

注意すべきカメムシ類は2種あって、”果物の汁を吸う「果樹カメムシ類」”と”稲穂の中の米の汁を吸って、黒っぽい点になる吸い跡を残す「斑点米(はんてんまい)カメムシ類」に分かれ、後者は関東以西に多い。

カメムシ類はストローのような口で果物や米の汁を吸い取るので、米は黒い斑点ばかりでなく米粒がしぼんで平たくなることがある。

斑点米カメムシ被害にあった米(農研機構のHPより)
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東京や大阪の都会の住宅や街灯にも少なからず寄り付いていることもあり、外に干している洗濯物や布団にも付くことも多いとのこと。

5)有益なカメムシもいる!
高知県ではナス栽培時の害虫退治に"カメムシ類の中でも雑食性の「タバコカスミカメ」という種類のカメムシ"を使って害虫を捕食させていて、15年間で収穫量は2割増加、使用農薬は4割削減という好結果を生んでいる。

◎飛話:カメムシ と セイタカアワダチソウの類似点?
1)カメムシは自分で出した臭いが充満すると自分が死ぬ!
カメムシが出す強い臭いは(尻からではなく)腹の「臭腺」という部位から射出される化学的に有害な分泌液によるもので、かなり刺激性がある臭いだけではなく我々人間の皮膚に直接付くと炎症を起こすほどなので、カメムシ自身も分泌液が身に降りかかっても安全なように体表は”セメント層”というもので覆われている。

このように強烈な性質をもつ分泌成分なので、カメムシを密閉容器に入れた状態でこれを分泌させ臭いを充満させると、まず失神し、さらに経過すると死んでしまう。

2)セイタカアワダチソウは自分が出した毒液で自分が死ぬ!
まず世間の一部ではセイタカアワダチソウとブタクサが混同と誤解をされているようなので・・

あえて両者の共通点とするならば、小さな黄色い花を咲かすことぐらいで、全体の姿は全く違っていて、セイタカアワダチソウはクリスマスツリーのもみの木の樹形のようになり、ブタクサはまとまりのない形になる。 

↓セイタカアワダチソウ (写真は「もりのいと」のブログより引用)
seitaka

↓ブタクサ 
(写真は「エスエス製薬」のHPから引用)
butakusa

そして”花粉”について誤解されていて、正しくは・・
“花粉アレルギーを起こすのはブタクサの花粉”。なぜならセイタカアワダチソウの花粉は重いので風による飛散がおこりにくいから。

さて、“セイタカアワダチソウは自らの毒で自滅する”のだそうで、その経緯は・・
ある土地で成長しだしたセイタカアワダチソウは、その土地における他の植物の成長を阻害する「アレロパシー」なる物質を根から分泌して、自分だけの勢力範囲を広げる。

ところが繁殖したある時点で自ら分泌した「アレロパシー」が自らを攻撃して、言わば自家中毒状態になって枯れて自滅してしまう。結局、その土地における”セイタカアワダチソウ帝国”の繁栄は10年ほどだそうです。その跡地には他の植物(ススキなど)がまた生えてきます。

私が
セイタカアワダチソウを最初に見たのは50数年前の関西のある郊外においてでした。それまで見たことが無かった"一面が黄色の情景"に思わずカメラのシャッターをきった覚えがあります。しかしそれから半世紀たって、関西が、いや日本がセイタカアワダチソウの黄色で埋め尽くされていないのは納得です。

「驕れる者は久しからず」・・ですかね。
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条件が違うとは言え、カメムシとセイタカアワダチソウの”自分の分泌物で自分が死ぬ”という2例でした
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