徒然G3(ツレヅレジイサン)日話秘話飛話

兼好法師ならぬ健康欲しい私がつれづれなるままに お伝えしたいこと綴ります。 時には秘話もあり!

    ジャンルは不特定で硬軟織り交ぜながら 皆様に何かお役に立てば幸いです

    2025年09月

    今から半世紀以上前の1947年に、ある切手がモナコ(公国)から発行され、
    その図柄は、切手収集家としても有名だった米国大統領フランクリン・ルーズベルト氏が切手を見つめる姿。

    しかし、なんとルーズベルト氏の左手の指が6本あるように描かれているので、当時大きな話題になった・・という話が掲載された本を私が小学生だった1957(昭和32)年頃だったか?に読んでいたのですが、
      
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    その切手の現物↑が今、私の手元にあるものの、はてどうやって手に入れたか記憶に無く不思議。

    ちなみに、この切手を発行したモナコを含めてサンマリノ(共和国)、キューバ(共和国)、ニカラグア(共和国)などの小国やタンザニア(連合共和国)、ケニア(共和国)、などのアフリカの国は

    世界中の切手コレクターを意識したと思われる美しい図柄でしかもそれが活かせるように比較的大型の切手を多発していて、それが国の外貨収入源の一部となっている?

    例えば、キューバからは日本の浮世絵の切手6種組も発行されている。

    最近は私の終活の一環で、過去の切手コレクションの切り売りをしているのですが、時流は”中国切手ブーム”なのでこれはそこそこ買い手がつくものの、なかなか売れないものもある。

    その一つが、「世界の偉人・有名人」の外国切手を集めたもので、
    46名で65枚。これらの大部分は私が小・中・高生時代に集めた外国切手の中からピックアップしたもので、その後にはポツポツとごくわずか追加したものです。

    ゆえに古いものが多く、今では考えられない”ヒトラーの横顔”の切手もあります。

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    この外国切手の偉人・有名人の内訳 (46名)

    リンカーン /  ショパン /  シューベルト /  シューマン
    ワシントン / ドボルザーク / ヤナーチェック
    ガンジー / マルクス / スメタナ / ピエールキュリー
    ヘンデル / ボルテール / マルコポーロ
    ベーデンパウエル / アンリデュナン / フランクリン
    ゴヤ / シェークスピア / コペルニクス / レーニン
    ウイリアムパイパー / ツイオルコフスキー 
    マグサイサイ / フランクリンルーズベルト
    ネルソン提督 / スターリン / 孫文 / パットン将軍  
    クララツェトキン / エリザベス2世女王 / ヒトラー
    ジェファーソン / 蒋介石 / ウイリアムマッキンリー
    スカルノ / レーニエ3世 + グレースケリー
    ジョンアダムス / ジェームスモンロー / 毛沢東
    プーシキン / レンブラント / セオドアルーズベルト
    ピオ12世 + ピオ9世

    分部拡大(PC画面ではクリックでさらに拡大)↓ 有名人なので顔だけでわかる人が多い!
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    参考
    ・ベーデン・パウエル・・ボーイスカウトとガールガイドの創始者
    ・アンリ・デュナン・・赤十字社の創設始者
    ・ウイリアム・パイパー ・・航空機(パイパー機)開発者
    ・ツイオルコフスキー ・・ロシアの“ロケットの父”、SF作家
    ・マグサイサイ・・フィリピン大統領時の功績讃えられ「マグサイサイ賞」俗称”アジアのノーベル賞”が創設された。
    ・パットン将軍・・米国陸軍人で”大胆不敵”な戦術で多くの戦果を誇った。戦車隊率いて有名。
    ・クララツェトキン・・ドイツの”女性解放運動の母”と呼ばれた。
    ・ウイリアム・マッキンリー ・・米国第25代大統領。北米最高峰マッキンリーの名前となる。
    ・ピオ12世 + ピオ9世・・ローマ教皇
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    もう一人の切手が出てきました ↓・・ガガーリン・・人類最初の宇宙飛行士
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    先記の「世界の偉人、有名人切手 使用済等 65枚」はメルカリにて”赤字大出血サービス”の¥390円(税、 送料込み)・・で販売中。(9月26日現在)
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    前回に続いて大きな”顔のみの像”、”頭部のみの像”あるいは”そのようなもの”についてですが、それらは”元は大きな体全体像から(倒壊などで)分離したもの”が多い中で、最初から顔だけまたは頭部だけ作られたものもある例が・・

    ◎メキシコのオルメカ遺跡の巨大頭部像
    メキシコのカリブ海沿いにあるオルメカ遺跡では計17個の巨大頭部像が見つかっていて、最小は高さ1、47メートル、最大は3、40メートル。

    ↓その一例:高さ2メートル、重さ約20トン(「ラ・ベンタ遺跡公園(ラ・ベンタ野外博物館)」に在る)
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    (画像は「ていねい通販」の「スタッフ日記」より引用)

    紀元前800~500年ころにこのような立体的頭部像作りの習慣は廃れて以後は平面的な石彫に移行したとされる。

    ↓双方とも顔が主体の石彫で直径1.4メートル、重さ700キロと大きく、石材は石灰岩。
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    画像は「カラパイア」HPより

    オルメカ文明はアメリカ大陸で最初の古代文明で、紀元前1500年ころにメキシコ湾岸地域に出現して紀元前400年ころまで栄えた。オルメカとは、アステカ語(ナワトル語)で”ゴムの人”を意味するオルメカトルに由来する。

    オルメカ文明は後のマヤ文明やアステカ文明の母体となったもので、これらの文明を総称したのが「メソアメリカ文明」。

    ◎グアテマラのジャングルの巨大顔の石像
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    (↑ ©画像クレジット:パブリックドメイン)

    この巨顔像は、グアテマラのある農協の役人が、亡くなった妻を偲んで火山性の軽石を彫って作ったもので、像の土台部分に彫られた銘には”妻のイニシャルとともに1936年4月16日の日付け”があるそうだ。

    ↓写真は1940年代初めにカーネギー研究所の調査団が撮影したとされるもの。(上の写真もその時に撮影したものか不明)

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    (画像はhttps://imgur.com/a/qqybIL9 より引用)

    この像の顔つきは白人的でネイティブな人とは違うという不思議なものなので、その作者や由来について憶測で多数の説が出ていた。

    さて、”元は全身像だったものから頭部だけ分離”したと思われる例には・・

    ◎トルコのネムルト山の巨顔像
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    (↑画像は文芸春秋の「CREA」のHPより引用)
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    (↑画像は「ikumi nonaka」さんのHPより引用)

    トルコにある標高2134メートルのネムルト山頂付近には、ギリシャ神話やペルシャ神話に登場する神々の石像が倒壊状態で点在していて、巨顔だけの部分がいくつか在る。この地はギリシャ人やペルシャ人など多民族が暮らす都市だったとされ、世界遺産になっている。

    ところで、もともとの全身像の体部分が隠れていて頭だけが見えていたのが・・

    ◎ほぼ大きな頭だけのスフィンクス
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    (写真は「TRiP EDiTOR」のHPから)

    元々のスフィンクスは現在見られるような”頭はエジプトのファラオ、胴体はライオンの姿なのだが、長い間 砂に埋もれていた時代があって、厳密に言えば”肩から上のスフィンクス”が見えていて、その状態では大きな頭と顔が目立っていた。

    それがよく分かるのが ”スフィンクスの前で日本の武士集団が写る(上の)写真”。

    幕末の幕府は”日本各地の開港をせまる外国”に対して開港延期交渉および西洋文明調査のために数回にわたって遣欧使節団を派遣。

    その中の一つが、1863(文久3)年の外国奉行・池田長発(ながおき)を団長とする総勢20数名の通称「池田使節団」で、その役目は開港延期どころか一旦開港した横浜を閉港するための交渉であった。

    一行が途中に寄ったエジプトでピラミッド内部を見学し、スフィンクスも観ていたところを撮影したのは、(エジプト滞在中の)イタリア人写真家アントニオ・ベアト。
    (彼の兄のフェリス・ビアトは世界初の戦争写真家で日本の下関戦争での欧米連合軍側の大砲など撮影、さらに日本の観光地を撮影して世界に紹介した)

    ちなみに、「スフィンクスの鼻が欠けているのはナポレオン軍の仕業」というよくある話は間違いで、それ以前から欠けていたという証拠が残っていて・・

    1755年にフレデリック・ルドヴィグ・ノルデンという海軍軍人にして探検家でもあった人物の著書「エジプトとヌビエの航海」が発刊されたが、その本の中には”鼻の欠けたスフィンクス”の絵がある。
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    図はノルデンの著書中のもの

    しかるに43年後の1798年になってナポレオンがスフィンクスやピラミッドを観たのであるから、”ナポレオンがスフィンクスの鼻を破壊したという伝説は事実ではない“ことがわかる。

    そして、砂に埋もれていた胴体が現れたのは1926年で、その発掘はエジプト考古学博物館館長ガストマン・ガスペロ(フランス人)の発案で資金集めされて実行された。

    その他・・

    ◎大きな顔、頭のように見えるモノ
    前回、マレーシアの洞窟入口のリンカーンに見える岩をとりあげましたが、他にも・・
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    ↑(左画像)Wikipediaより / (右画像)フランス・メルカントゥール国立公園の岩(Agota氏撮影のもの) 
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    ↑(左画像)台湾・野柳風景特定区の「女王頭」(Mark.S.Piteo-Tarpy氏撮影) / (右画像)バイキング1号が火星で撮影した「人面岩」 

    あるモノが何かに見える、あるいは何かのように聞こえる現象を「パレイドリア現象」または「パレイドリア効果」と言うそうで、勿論 人間の顔だけでなく動物の姿に見えるなどいろいろな例がある。

    “聞こえ”の例では、録音した音楽テープを逆送りした場合や早送りまたは遅送りすると”何かメッセージのようなもの”が聞こえることがあるのがこれに当たる。

    蛇足ながら、オッフェンバック作曲の「天国と地獄」の代表的メロディーをサンサーンスが拝借してそれを大変遅いテンポにして自分の曲にパロディーとして取り込んで作ったのが「動物の謝肉祭」の”亀”の部分。他にも同じく「天国と地獄」を遅くしたパロディー部分があるクラシック音楽があったように記憶しているものの思い出せないのでご存知の方はお教えください。

    ◎映画に登場する大きな顔
    ご存知のように、巨大な顔だけが現れる映画はいくつかあるようですが、映画というものをあまり観ない私が思いつくのは・・「オズの魔法使い」

    1900年に発刊されたライマン・フランク・ボーム作の児童文学「オズの魔法使い」をベースにした1939年の米国製作映画で主人公のドロシーを演じたのがジュディーガーランドで主題歌が「虹の彼方に(Over The Rainbow)」。

    主人公ドロシーたちが会ったオズの魔法使いは大きな顔だけで現れたが、その直後にはこの魔法使いというのはただの老人で、大きな顔は“はりぼて”であることがバレてしまう。

    ↓映画「オズの魔法使い」での顔だけの魔法使い
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    その後、原作に出てくる魔女たちに焦点を当てた物語を、原作者とは別のグレゴリー・マグワイアという人が作って発表した「ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語」が登場し、これをミュージカルにした「ウィキッド 」が作られ、さらに映画にしたのが「ウィキッド ふたりの魔女」。

    この映画は、原作「オズの魔法使い」で少女ドロシーがオズの国に迷い込むずっと前に遡り、この国で最も嫌われた“悪い魔女”と最も愛された“善い魔女”の過去をふたりの視点から描いた物語で、いわば原作に出てくる魔女たちの裏話。

    この映画の中でも”大きな顔だけの「オズの魔法使い」”が出てくるが、その顔は昔の映画「オズの魔法使い」で出てきたものとは違うものになっている。

    ↓映画「ウィキッド ふたりの魔女」(日本公開:2025年3月7日)の中の”オズの魔法使いの大きな顔”
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    ちなみに、この映画の続編が来年に公開されるようです。

    その他、体全体が巨大だが、特に顔だけ大映しにする場面が多い印象だったのは映画「大魔神」(1966年公開/3部作)。
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    9月1日が防災の日になったのは大正12年の9月1日に起こった関東大震災に由来していますが、その被害がいろいろあった中で、東京・上野の寛永寺境内にあった大仏さまが”おいたわしい”目にあった結果・・

    ◎「上野大佛」はお顔だけ!
    今年令和7年に創建400年となる上野寛永寺の本堂から徒歩10分ほどの場所に大仏さまのお顔(面長約2メートル)だけがまつられていているミニお堂?が在り「上野大佛」と表示されている。

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    (上下計4枚の画像は「テレビ朝日」番組より)

    訪れる外国人の中には「ローマの”真実の口”に似ている。ただしこちらは口が開いていないが・・」と言う人がいるそうだ。

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    この”お顔だけの大仏”、元々はまともなお姿の座像だったものが、1855年の”安政の大地震”で頭部が崩落して、その後修復されたものの1923(大正12)年9月1日関東大震災で再び頭部が落ちてしまった。

    ↓関東大震災前のお姿 (写真は寛永寺蔵)
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    ↓関東大震災で頭部が落ちたお姿・・右下に転がる頭部の螺髪(らほつ)が見える (写真は毎日新聞より)
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    さてこの大仏の災難はまだ続き、落ちた頭の修復目指すも、まもなく大戦が始まって金属類回収令によって、顔面以外が接収されてしまった。

    しかし何故に顔面が残されたのかの理由が不明であり、寛永寺の執事さんによれば「関東大震災で崩落したのは顔面だけであり、金属類回収令が出た際にはこれを隠していたか、あるいはこれだけを供出免除してもらったのかは分からない」とのことだが・・

    震災時に頭部まるごと崩落している写真が動かぬ証拠として存在するから、この”顔面だけ崩落した”話は事実ではなく、しいて言えば崩落後の頭部の顔面部分がその後さらに自然に分離したか意図的に分離させたかのどちらかであろう。

    こうして上野大佛は”何度も頭が落ちたが、もう落ちることは無い”・・ということで、別名「合格大仏」として受験生の合格祈願の対象となっているので、この大仏の周囲は絵馬が大量に掛けられている。↓
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    (↑画像は「テレビ朝日」番組より)

    さて次の大顔の例は・・

    ◎ラシュモア山の岩肌に彫られた4人の米国大統領の巨大顔!
    アメリカ合衆国サウスダコタ州のラシュモア山の岩肌には、ワシントン、トマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、リンカーンの4人の大統領の巨大な顔面が彫られている。(一部は胸像のようになっている)

    顎から頭頂までの寸法は平均18.3メートル、ジェファーソンの鼻の長さ6メートル、ルズベルトの口ひげの幅6メートルである。
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    (↑↓画像3枚は「ディスカバリーチャンネル」より)

    当初はそれぞれの人物の腰あたりまでの姿を浮き彫りにする予定であった。それにもう一人「スーザン・ブラウネル・アンソニー」という女性を追加する予定もあったがいずれも資金不足と第二次大戦に突入したため、それらは断念された。

    この正式名称は「ラシュモア山 国立記念碑」。製作者は彫刻家のガッツォン・ボーグラムで、作業開始は1927年で400人の作業員が硬い花崗岩を時には爆破しながら、完成したのは1947年。

    ↓手作業の様子
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    ↓時にはダイナマイトで爆破も。山肌削った総量は約45万トン
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    実は、ラシュモア山の岩肌に人物の姿を彫る企画はある有力者から出たもので、その題材にはその土地(元々はスー族の聖地だった)で有名なネイティブアメリカンなどを彫ることを提案されていたものの、ボーグラムは白人至上主義の過激団体KKK(クー・クラックス・クラン)の会員だったことがある人物なので、それに従わずに(白人)大統領にしたと察せられる。

    ◎「自由の女神」の大きな顔だけが見世物になったことが・・
    米国独立(1776年)100周年を祝ってフランスから贈られたとされている「自由の女神」像。
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    この像を作ったのはフランスの彫刻家フレデリック・バルトルディで、厚み2.5ミリ前後の銅板300枚をつなぎ合わせて形作った像の重さは80トン(73トンとも)になった。

    内部を支える鉄製のフレームの設計はエッフェル塔を設計したエッフェルで、使用した鉄材の重さは120トンになったので像の総重量は約200トン。

    像自体の製作費は当然フランス側負担だが、それを設置する台座製作はアメリカ側が負担することになっていたが、両国とも資金不足に悩まされて・・

    像の製作現場を有料で見学させたり、1876年のアメリカ・フィラデルフィア万博には像の右手の肘から先のトーチを握っている部分だけを米国にまで送って(巨大だから)トーチ部分に人が乗って眼下を見物できるようにして料金をとったりし、

    また1878年のパリ万博では像の頭部(胸の一部含む)のみを展示するなどして資金集めを行った。

    ↓パリ万博での頭部展示
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    資金集めの状況はアメリカ側の方が芳しくなく、フランス側で像が完成しても台座が無くては贈呈できず、像はパリの”街で待ちぼうけ”をくうこと8年間となり、1886年にやっとアメリカの現在地に設置完了した。

    ↓パリの街(クールセル大通り付近)で米国への出発を待つ1884年時点の自由の女神像 
    (写真は角川書店発刊の「パリとパリジアン」より引用)
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    実は「自由の女神像」の原点はエジプト向けの像だった!・・当初にバルトルディに依頼が来たのは、エジプトの総督から「スエズ運河の入口に巨大な灯台の役目をもつ像を作って欲しい」というもので(私が思うに、これは紀元前3世紀にエジプトのアレクサンドリアに高さ134メートルの通称「アレクサンドリアの大灯台」が建てられていて一時期には最上部には像も立っていたというからこれを意識したものだったのではないか?)、そこでバルトルディはその完成予想図まで描いたところで、エジプト側の財政上の問題で、中止となってしまっていた。その後に”アメリカ向けの像”の依頼がきたので原案を修正して利用した。

    ↓エジプト向けに描かれた図(左)/アレクサンドロスの大灯台想像図(右)
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    ◎国宝「興福寺仏頭」も文字通り頭部だけ!
    奈良の興福寺国宝館に収められている通称「興福寺仏頭」は正式には「銅造仏頭」と言うらしいが、高さは98.3センチと大きいから元の全身像の大きさはそうとうなものだったことがうかがえる。

    ↓「銅造仏頭」
    (約60年前に私が興福寺で撮影したもの)
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    元は飛鳥山田寺に在ったもので白鳳時代の685年に造られた薬師如来であったが、1187年(現在の解釈では鎌倉時代に入って3年目)に興福寺が強奪して、その数年前に焼失していた本尊に代わって安置させたが、室町時代の1411年に火災にあい、頭部だけが残ったものを現在の本尊の台座内部に収めていたが、1937(昭和12)年に発見された。

    ◎リンカーンの横顔にそっくりな巨岩 
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    (写真は朝日新聞より)

    マレーシアの「グヌン・ムル国立公園」(マレー半島側ではなくカリマンタン=旧称ボルネオの北西部に位置)の中の「ディア・ケーブ」という巨大な洞窟は高さ120メートル、幅175メートル。その入口付近にある巨大な岩の部分がリンカーン(大統領)の横顔にそっくり。

    上の写真で細かい点で写っているのはコウモリの群れで、この洞窟には約300万匹棲みついていて、午後5時半すぎから、獲物を探しに森へと向かって飛び立つが全匹が出ていくまでに1時間あまりかかる。
    というわけでバード?ストライクを避けるために近くの空港での最終便は午後3時半までと決められている。

    蛇足ながら、このリンカーンの横顔のような写真から思い出すのは、今から45年ほど前の1980年代初頭だったかに、私がある団体に参加してのパリ訪問の際にキャバレーのような所?で観た”有名人の横顔を、手の指だけを使っての影絵で表現する名人”が作り出す”人物”が説明が無くとも誰だかがまことによく分かるのには驚いた。そこで表されたのがリンカーン大統領の他、ドゴール大統領、フルシチョフ首相、マハトマ・ガンジーたちだった。なお、この影絵師の技は日本のテレビでも紹介されたことがあった。

    ◎鎌倉大仏の美しいお顔の法則をさぐる作業が昔にあった!
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    (↑画像は「バズトリ」のHPから引用)

    「鎌倉大仏」は鎌倉市長谷の地におわすことから「長谷の大仏」とも呼ばれますが、正式名は「国宝銅造阿弥陀如来坐像」と言うのだそう。

    大仏像は国内外に数ある中でもこの鎌倉大仏のお顔はただ大きいだけではなく抜きんでて美男ということで、1951(昭和26)年に、目鼻立ちの比率を測って科学的に美男顔の条件を研究する目的で、この像を足場で囲み、お顔の各部位を細かく実測することが行われた。

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    ↓鼻の計測中
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    ちなみに鎌倉大仏のお顔の長さは2.35メートル、目の長さ1メートル、耳の長さ1.9メートル。

    ◎「大顔面」という名の石膏モデルがある!
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    学校の美術部や美術学校などで見かけるのが通称「大顔面」という石膏モデル。元の姿はパリのルーブル美術館収蔵の「ルキウス・ウェルズ」というローマ皇帝の胸像であり、その顔面だけをとったもの。
    上左画像の普通のタイプと右の「面取り」タイプがある。大きさはいくつかあって、大きいものでは縦39センチ、横35センチ、厚み20センチ。
    (画像は「石膏像ドットコム」ショップのHPから引用)
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    大きな顔だけの像はまだありますので次回(2)にて・・
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