徒然G3(ツレヅレジイサン)日話秘話飛話

兼好法師ならぬ健康欲しい私がつれづれなるままに お伝えしたいこと綴ります。 時には秘話もあり!

    ジャンルは不特定で硬軟織り交ぜながら 皆様に何かお役に立てば幸いです

    2025年07月

    前回に続いて、音についてのあれこれです!

    ◎都会の騒音が少し静かになった
    国による”騒音規制法”が1968(昭和43)に発効したことや各自治体の”騒音防止条例”が制定されるなどして、昔に比べれば、今や日本全国の都会の騒音が減少していると思われるが、

    東京の渋谷を例にとってみると、昔は、今のスクランブル交差点あたりだったかに”当地点の現在の騒音レベル”を表す電光掲示板が設置されていて、私の記憶では90デシベル(dB)近い数字もあった。

    渋谷の騒音が時代とともに変化したことを表す数字を探してみたら、同じ場所、時期、時間帯での計測結果ではないと思われるものの、次のようなデータが見つかった。 

    1963(昭和38)年の(ある日の)渋谷の駅前(ハチ公口)の騒音表示は74~82(dB)を示していた。(中日映画社の映像商品サンプルの中で読める)

    ↓その渋谷の電光掲示板
    light-billboard

    1962(昭和37)年~1966(昭和41)年の5年間の渋谷の街の騒音平均は80dB。

    (↑↓ 運輸省:昭和43年度 交通白書より)

    1967(昭和42)年は78dB。
    ちなみに同じ期間5年平均は池袋と新宿とも83dB、1967(昭和42)年も池袋と新宿とも79dB。

    2009(平成21)年の渋谷ハチ公前73.2dB (「コンタック総合研究所」資料から引用)

    2024(令和6)年67dB 
    (「note.com」より引用)

    以上から、曖昧ながら渋谷の騒音は約60年間で15dBくらい下がったようだ。

    現在の渋谷ハチ公前あたりの風景
    hatikoumae

    ※“dB”の程度がどれほどのものかの参考に前回の例を再掲してみます。

    近くの落雷/ま近の飛行機エンジン・・120dB
    クラクション(直近)・・・・・・・・・110dB
    電車通過時のガード下・・・・・・・・100dB
    怒鳴り声/犬の鳴き声(直近)・・・・・・・90dB
    走行中の電車内/パチンコ店内・・・・・・80dB
    騒々しい事務所内・・・・・・・・・・・70dB
    普通の会話/デパート店内・・・・・・・・60dB
    図書館内/閑静な住宅地の昼・・・・・・・40dB
    深夜の郊外/小さなささやき声・・・・・・30dB
    木の葉の触れ合い/雪降り・・・・・・・・20dB

    ◎都会(の繁華街)が静かになった要因は・・
    都会に限らずあらゆる場の音は様々な”音の発生源”から出た音が集合、混合したものだが、都会はその発生源の数が多いことと個々の発生音が大きいものが多いので、騒音という”人が不快に感じる音”が生まれやすい。

    近年の騒音減少は”騒音規制法”や”騒音防止条例”によることが明白なものの、特に都会の騒音減少にはその他の要因もあり・・

    〇  自動車のエンジン音が減った
    エンジン音の少音化が進んだ上に、ハイブリッド車やEV(電気自動車)※が増えたのでエンジン音そのものが減った。

    ※ただし、EVであっても走行時にはあるレベルの音を出すことが義務付けられている

    〇  電車の走行音が減った
    その要因は、線路にロングレール採用が進み、しかもレールの継ぎ目を改良 / 線路切り替えポイントの枕木改善 /  車両材料を鉄材からステンレスやアルミに変えて軽量化 / 車両の振動や揺れの吸収装置の改良 /  動力源のモーターの形式変換、など。

    〇  道路の舗装方法の改善でタイヤ音(ロードノイズ)が減少 
    自動車のタイヤ走行音を低減できる”アスファルト道路の舗装方法”が開発され、その一つの”低騒音舗装”は、道路の表層部を小砂利(骨材)とアスファルトで固める際に、小砂利どうしの間に隙間が多くできるようにするもので、通常の道路より路面発生騒音が7dBほど下がる。さらにその上に、もっと細かい砂利をやはり隙間多く固める層を加えた“2層式地騒音舗装”では騒音が通常道路より10dBほども下がるもので、加えてこれらの舗装道路は表面の透水性が良いため、降雨時・降雨直後に水が溜まりにくく、タイヤによる水しぶき音も削減される効果もあり、採用が広がってきた。

    東京都建設局の説明図 (※低騒音舗装は「7デシベル程度抑制」とあるが他の資料では2~3デシベル抑制とする例が多い)
    road-noiseless

    〇  クラクション音が極端に減った
    クラクションを鳴らす行為は民度と関係あるようで、昔の日本もその音をよく聞いたものだが、近年は激減した。しかし現在でも発展途上国では多いので、某国ではクラクション音が多いとペナルティとして信号待ち時間を長くするシステムになっているそうだ。※

    それよりも、クラクション音が減った大きな要因は”クラクションが鳴らしにくくなった”こと。
    クラクションを鳴らすためにはハンドル(ステアリング・ホイール)と一緒のある部分を押すことは昔も今も変わらないが、

    昔の自動車ではちょっと押しただけで鳴り、しかも押せる部分が大きかったから楽に鳴らせた。※
    しかし近年の自動車ではクラクションを鳴らすためには強く押さなければならず、しかも押す部分(の面積)が小さいから、相当の意思と力が必要になっているから結果としてクラクション音が減っている。

    ↓昔のクルマにはハンドルの内側の半円状または円環状の部分(下図矢印)をちょっと押せばクラクションが鳴った
    old-steering

    ※ちょっと押せば鳴ったから、誤って体や腕が触れただけで鳴ることも多かったが、急ブレーキをかけると(まだシートベルトが無い時代だったので)体が前に倒れてクラクション用の部分を押すカタチになってブーと鳴ってしまうこともあった。

    ※クラクションの音とは限らないが、ある調査によれば世界各地の中で騒音公害件数が最も少ないのはスイスのチューリッヒ。最も多いのは中国の広州市。

    ドイツのある調査機関によると、騒音で難聴になる人の比率が最も低いのはオーストリアのウイーン。最も多いのはインドのデリー。

    〇  少子高齢化で街に子供・若者が減った
    子供・若者が減れば当然のように大声で話したり騒いだりする声が減り騒音減少の一因ともなる。特に渋谷は昔、若者の街と言われたが、現在は若者の絶対数減少に加えて、街にビジネスオフィスが増えた影響で大人が増えたので騒音減少が加速していると思われる。

    ◎音があったほうが良いこと・場もある
    言うまでもなく、視覚障がいのある人たちにとっては音が頼り。それなのに音が減って困る例としては、電気自動車やハイブリッド車の登場で従来のエンジン音が減った※ことや横断歩道での青信号時の”ピヨピヨ”や”カッコウ”音などが(場所によっては)夜間に停止してしまうことなどがある。
    blind-person

    ※視覚障がい者に限らず、全ての歩行者の安全のために走行自動車のある程度の音は必要であるから、国連基準や日本のガイドラインに基づいて自動車メーカー各社は「車両接近通報装置」というもので、車両前進時50dB以上、後退時47dB以上の音を出すようにしている。ただし各社の"音質"が異なるので、日本視覚障碍者団体連合からは音質統一の要望が出ている。

    ところで、「あったらイイ音」と私が思うのは・・

    〇  
    “エレベーターの中で流される快適で適度な音量の音楽”
    静かなエレベーター内に自分以外にも人が乗っている場合に「クー」とお腹が鳴ったら恥ずかしいことになるが、音楽が流れていれば”マスキング効果”でかき消される。 私は実際に音楽が流れるエレベーターに乗った際にこのことに気が付いた。

    そして、「あったほうが良い音」は特に視覚障がいの方に向けては勿論、その他にもいろいろあるだろうが、私が個人的に今、思いつく例で恐縮ですが・・

    〇  
    “パチンコ店内で流される音楽”
    とにかく音楽が流れないパチンコ店内では調子が出ない。私が昔、パチンコが盛んな名古屋市で実際に経験したのだが、あるパチンコ店では音楽(定番の「軍艦マーチ」、その他現在流行りの歌謡曲など)がいっさい流れないので調子が出なくて困った。その他、北陸のパチンコ店でも同様のことがあった。やはりパチンコ店には音楽が必要! 
    (現在の私はパチンコをしませんが・・)
    patinko
    ・・・・・・・・・・・・

    前回に”私もいよいよ耳が遠くなってきた”と綴ったつながりで、今回は”音”について最近 気づいたことや思い出したことなど、おおまかに言えば”私たちが耳にする音は、その音量や音質が昔と今では違っていることが多い”ということについて・・

    まず、音の話でよく使われる”音量を表す単位”であるdB(デシベル)の程度を表す例は・・

    近くの落雷/ま近の飛行機エンジン・・120dB
    クラクション(直近)・・・・・・・・110dB
    電車通過時のガード下・・・・・・・100dB
    怒鳴り声/犬の鳴き声(直近)・・・・・90dB
    走行中の電車内/パチンコ店内・・・・80dB
    騒々しい事務所内・・・・・・・・・70dB
    普通の会話/デパート店内・・・・・・60dB
    図書館内/閑静な住宅地の昼・・・・・40dB
    深夜の郊外/小さなささやき声・・・・30dB
    木の葉の触れ合い/雪降り・・・・・・20dB

    ※詳しくは・・埼玉県深谷市のHP参照
    https://www.city.fukaya.saitama.jp/material/files/group/35/souon_ookisa.pdf

    大雑把な表現では・・
    40dB以下が望ましいのは寝室やリビングなどリラックスする場
    50dB以上になると不快と感じる人が出始める
    70dB以上ではストレスとなる人が増える

    もう一つ大事なことは、音はその伝わり方によって2大別されて・・

    A) 空気伝搬音:空中だけを通じて届く音。飛行機のエンジン音、犬の鳴き声など
    B) 構造伝搬音:振動するある物と接する物が同様に振動して発する音。住宅におけるドアの開閉時やある種の家電製品の稼働音などが床や壁などを介して伝わる音。

    ◎静かさに驚いた新しい洗濯機!
    新しいと言っても2年前の話で、それまで20数年も使ってきた洗濯機(縦型1槽式自動)をまた同式の物に買い替えたら、稼働中の音の静かさには驚いた。

    ↓これがその縦型洗濯機(左) 右は後述のドラム式洗濯機の例
    スクリーンショット 2025-07-12 163650

    一般に、稼働音は縦型洗濯機よりドラム式洗濯機のほうが静かと言われていて、以前に、息子宅で使っているドラム式洗濯機の稼働音は聴いていたので、その静かさは認識していた。

    しかし我が家で購入した新しい縦型洗濯機の静かさはドラム式と比べても遜色ないように思えたので、ちょっと調べてみたら・・

    昔の洗濯機(たぶん2槽式や縦型自動式)の稼働音は60~70dB(デシベル)くらいだったそうだが、現在では・・まずは我が家で購入した”縦型”は
    「AQUA」AQW-V9M=洗濯時36dB/脱水時38dB

    他社の縦型製品例では・・
    「日立」BW-G70H=洗濯時34dB/脱水時40dB
    「東芝」AW-8DH4=洗濯時26dB/脱水時37dB

    ドラム式では・・
    「パナソニック」NA-LX129DL=洗濯時32dB/脱水時41dB/乾燥時46dB
    「ハイアール」JW-TD90SA=洗濯時32dB/脱水時33dB/(乾燥機能無し)
    「シャープ」ES-S7H-WL=洗濯時24dB/脱水時39dB/乾燥時36dB

    これらの比較から、縦型もドラム式も差が無いし、機種によっては縦型のほうが静かと言えるほどだ。

    こうなると、昔の洗濯機の稼働音が非常に大きかったことを体感したことがない若い人たちも多いと思われるので、昔(30年前くらい)の状態をご紹介すると・・

    その頃の日本にはまだドラム式が普及していなく、2槽式(洗濯槽と脱水槽の二つがある)が主流で一部で縦型全自動式が普及し始めた時代で・・

    ゴー、ゴー、時にはゴトゴトという音とともに本体が目に見えて振動することもあった。こうなると先述の”空気伝搬音”とともに”構造伝搬音”も大いに発生していた。

    さらに、当時のマンションやアパートなどの集合住宅の床や壁の防音・吸音性能は現在よりも劣っていたので、2階以上の階で洗濯機を稼働させた場合には床を通して下の階にもよく音が伝わるので・・

    集合住宅においては洗濯機を稼働させてもよい時間は8時から20時までというのが一般的だった。

    ちなみに、私が35年ほど前に仕事上で”生活実態調査“をした際に、あるマンションに住む人から「スリッパをはいて歩くと、下の階の人から『うるさい』という苦情が来るので困っている」という声を聴いたことがあり、それほどの住宅事情ならば洗濯機の稼働は厳しい条件にさらされるだろうと同情したことがある。

    また、最近のネット上に寄せられた ある”生活騒音の状況”は・・

    「RC(鉄筋コンクリート)のマンション暮らしだが、上の階の住人の足音や物を落とす音、何かを引きずる音などが昼夜を問わずうるさい。たまに静かな際の音を(スマホアプリで)測ったら35dBなのに対して騒音時は70dBあった。ただし話し声は聞こえない」・・

    ということは現在でも、空気伝搬音は伝わらないものの構造伝搬音は伝わってしまうRCマンションもあるということがわかる。

    蛇足ながら、昔、手塚治虫、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄らの漫画家たちが住んでいたトキワ荘(東京都豊島区)は1952年に建てられた木造2階建てで、彼らは2階に住み、1階には一般家庭の人たちが住んでいていたのだが、2階で漫画家たち数人が集まって騒いでいると、下の階の人が箒の柄で天井を突いて注意というか抗議していたとのことで、当時の生活騒音対策は大変だったことが想像できる。

    往時のトキワ荘 (「digijapan.travel」のHPより)
    tokiwasou

    我が家は戸建てなので、洗濯機の稼働音の問題は無いが、我が家で現在使っている“昔に比べて格段に静かになった洗濯機”は”防音・吸音性能が向上した現在のRCつくりの集合住宅”で、しかも現在の優秀な”防振ゴム”などを洗濯機の脚に履かせれば(よほどの深夜でない限り)夜間に稼働させても下の階に迷惑をかけることがないのではないかと思う。

    ※家電メーカーは長年、洗濯機の稼働音低減に向けて多様な技術を投入してきた結果、今日の静音レベルに達した。それは洗濯機内部の新機構採用や改良、インバーター化などの結果であるが、中には挑戦したが結局消滅したものもあり、

    例えば、1969(昭和44)年に三菱電機が主に防錆対策として外側の躯体(外箱)の材料を鋼板ではなく”オールプラスチック(ABS樹脂)”にして駆動音も低減したがコスト高を克服できず継続生産されなかった。
    その後シャープも躯体の静音化を目的に、単なる鋼板ではなく鋼板と鋼板の間にプラスチックをサンドイッチした”制振鋼板”を採用したが、制振鋼板はリサイクルしにくいということで、採用は間もなく中止されている。

    もう一つ、洗濯機に関する音として私が注目(いや、注耳か?)したのは、縦型洗濯槽の上蓋の開閉音が静かになったことで、
    昔は縦型洗濯機の蓋といえば開閉時にはバタン、バタンと音がしたものだったが、

    我が家の新しい洗濯機の蓋部は厚さ5ミリ?のガラス製で、跳ね上げ時はスムーズに動かせてバタンという音はせず、閉める際も蓋の縁にチョイと手を掛けるだけでスーっと降りてかすかにトンと音がして閉まる。

    他社の縦型洗濯機の開閉音も家電量販店で試してみたら多くの機種が静かになっていた。
    ご存知の方も多いでしょうが、ドラム式洗濯機の場合はもともと開閉音は静か。

    ◎電気冷蔵庫のドアの開閉音は・・
    1950年代の後半ころ、電気冷蔵庫は日本における家電品の”三種の神器”※の一つとしてテレビ、洗濯機とともに普及を加速し始めたが、当時の電気冷蔵庫のドアにはレバーが付いていて、これを引いたり押したり、あるいはひねったりしてドアを開閉して、その際には「ガチャッ」という大きな音がしていた。
    ↓レバー付き冷蔵庫 (左はパナソニックのHP/右は「aucview auction.com」のHPより)
    スクリーンショット 2025-07-12 184110

    1959(昭和34)年に三洋電機から、冷蔵庫のドアの裏側に”磁力をもたせたゴム”を取り付けた「マグネットドア」を採用した製品が登場して、これにより従来の「ガチャッ」という音がしなくなり静かになった。

    当時の三洋電機社長の井植歳男氏はこの「マグネットドア」の技術をオープンにしたため、その後メーカー各社はこれを採用して現在に至っている。

    ところで、シャープ社から”左右どちらからも開閉できるドアを備えた冷蔵庫”が1989(平成1)年に世界で初めて発売されたが、その初期の機種を購入して使用しているマンション住まいの人の声を(前述のように生活実態調査をした際に)私が直接聴いた内容は・・

    「ドアを開ける際にガッチャン、閉める際にもガッチャンと大きな音がするので、周囲への迷惑になるようで、夜間にこの冷蔵庫を使うのはなるべく控えています」・・ということだった。当時 私も実際にこのドアを開閉してみたことがあったが、確かに音は大きかった。

    ところが最近(2か月前くらい)に家電量販店でシャープの最新の“左右開き冷蔵庫”のドアを開閉してみたらカチャッという音はするものの気にならないほどの小さな音になっていて、これなら文句は無いと思った次第。

    ↓シャープの「左右開き冷蔵庫」:最初の機種(左) と2025年3月発売の機種(右)
    sharp-dottimo

    冷蔵庫自体の稼働音についても昔に比べれば格段に静音化しているが、もともと稼働音が静かな方式の”電気”冷蔵庫が昔から存在していて、それを含めて用途別にそれぞれ使い分けられている。

    冷蔵庫の方式は3大別され、
    「圧縮式」はコンプレッサーの音が少々するが家庭用に普及している方式。

    「吸収式」はコンプレッサーという機械を使わないので“音がほとんどしない”からホテルや病院で小型冷蔵庫として使われる一方、大規模施設など向け大型冷蔵装置としても使われる方式。

    「電子式」は「ペルチェ効果(2種の金属板を接触させて直流電気を通すと板の片面が冷え、他の片面は発熱する)」を利用する方式で、効率はあまりよくないが小型にできてしかもこれ自体は無音(冷却用ファン付きのタイプはかすかな音は発生)。用途はホテルや病院向け、車載用小型冷蔵庫、そしてつい最近ソニーサーモテクノロジー(株)から発売の「REON POCKET」は首すじを冷やすウエアラブルクーラー兼ウォーマーだ。

    ↓ペルチェ効果応用「REON POCKET」
    スクリーンショット 2025-07-12 191713

    ※家電品の「三種の神器」の後の1966(昭和41)年には”新版・三種の神器”的な意味合いの「3C」(COLOR TV/CAR/COOLER)という言葉が登場した。

    ◎60年前のトヨタ車と日産車のドア閉め音の差!
    今から60年前の1965(昭和40)年の春に私は自動車運転免許取得を目指して、ある人のクルマを借りた上に、その人が同乗して運転指導までしてくれて、東京のある広大な空き地で実地訓練を2日間受けたのですが、その際に使われたのが1日目がトヨタのクラウン、2日目が日産のセドリックという当時のトヨタと日産を代表するクルマだった。

    両車ともに運転操作にさして違いは感じなかったが、ただ一つ気づいたのがドアを閉めた際の音の違い!

    トヨタ・クラウンは「ドスッ」という音で今の多くのクルマのものに近い音、日産・セドリックは「バシャーン」という音で鉄の板金が振動する音。

    まだ「感性工学」という意識が無い時代だったのか、とにかく当時のセドリックは”感性”的には未”完成”と感じたものだった。

    ↓1965年当時のトヨタ(トヨペット)クラウン 
    (Wikipediaより)
    スクリーンショット 2025-07-12 194257

    ↓1965年当時の日産・セドリック 
    (Wikipediaより)
    スクリーンショット 2025-07-12 193914

    現在はメーカー各社ともドア音は(低価格の商用車など一部を除けば)良くなっている。勿論、高級車と大衆車では程度のちがいはあるが・・

    前述の”縦型洗濯機の蓋の開閉音が静かになったこと”は、騒音減少化もあるが、”心地よさ”という感性にうったえる面も大きいと言える。
    ・・・・・・・・・・・・
    次回は、音の今昔(2)へ続く
    ・・・・・・・・・・・・

    私も後期高齢者(75才以上)になり、ご近所にも同じような年齢の住人が多い。・・というわけで日々の暮らしの中でも超高齢社会的現象が身近にあれこれと起こっているので、ちょっとご紹介!
    ojiisan_obaasan
    まずは、今回のテーマを取り上げるきっかけとなった現象から・・

    ◎我が家では1ヵ月に1日だけ妻の声が大きくなる?
    現在、妻(70才代前半)は月の内の10日間は実家に行って泊まり込んで、一人暮らしのお母さん(90才代半ば)の介護をしている。(残りの20日間は施設でのショートステイをしてもらっている)

    この”老老介護”状態がもう数年続いているのですが、実家での介護を終えて我が家に帰ってきた際の妻の声が最近やけに大きくなっていることに気づいた。

    その理由はすぐにピンときた! それは実家で、耳の遠くなってきたお母さんの世話をしていると、大声で対応しなければならない状態※が続いていて、それが自宅に戻った時点でもまだ続いているからで、さすがにほぼ一日たてば元の声量に戻る。
    スクリーンショット ohgoe

    ※このお母さんにも補聴器(正確には集音器)を試したことがあったが、ハウリングやらなにやらで結局使わなくなっている。これは私の母の場合も同様で集音器は埃をかぶっていた。

    ◎高齢者通例の”高い音が聞こえづらくなる”事態がいよいよ我が身にも!
    “高齢者は2000ヘルツ(これにほぼ該当するのは、鳥の鳴き声、赤ちゃんの泣き声、女性の声、電気製品のピー音など)以上の高さの周波数の音が聞こえづらくなる”ということは認識していたものの我が身には今まで実感がなかったのですが、ついに最近・・

    テレビの音が聞き取りにくくなったのでテレビの音量レベルを1~2ポイント上げるようになってしまった。
    スクリーンショット 2025-06-27 215546

    「いよいよ我が身にも来たか!」と少々落ち込んでいるが、冷静になってテレビの音声、特に人の声の聞こえ方を意識してみたら、全てがこもって聞こえるようになっていて、やはりこれは高音域に対する聴力が落ちた結果と納得せざるを得ないことになってしまった。

    それに加えて、これもつい最近から電子レンジの動作指定(ワット数、時間など)する際の「ピッ、ピッ」という(まさに2000ヘルツあたりの)音が以前に比べて明らかに小さく聞こえるようになってしまって、これもまた高音域聴力減退の証にちがいない。 
    スクリーンショット 2025-06-27 220438

    ◎”オレ流”の”高音域聴力減衰度の確認法”
    そこで、日頃から我流の”高音域聴力確認方法”である”人差し指と中指の二本と親指で互いの指先の腹を擦り合わせるようにして「サラサラサラ」という音を発生させて、その音が耳からどのくらい離れた距離からはっきり聞こえるか測る”ということを試してみたら、従来は耳から30センチ離れても聞こえていたのに今は10センチぐらいまでに近づけないといけない状態になってしまっていることが判明した。
    スクリーンショット 2025-06-28 131855
    (画像は「anan web」より引用)

    ※この方法を試すには、指先が乾燥していることが必要。また当然のことながら指先の指紋が消えている場合には不向き。

    蛇足ながら、数か月前に妻がお母さん用に”最近テレビでもPRしているシニア向けにテレビの音がよく聞こえるようになる「○○○スピーカー」”というものを購入して使ってみたが、お母さんには効果が感じられないようだと妻は言う。

    これには個人差があるものと思われるが、この実例からすると”購入前に何らかの方法で試聴できるシステム”が必要と思う。

    ◎黒地に青のサインが見えない!
    東京のJR某駅の構内通路沿いのトイレを探した時のこと、女性用トイレを表すマークのサイン板はあるものの、男性用トイレのマークが見当たらないので、他の離れた場所も探したがやはり無い。

    ところが女性用トイレのほうに近づいて、ふとサイン板をよく見たら、同じ1枚のサイン板の女性マークとともに男性マークもあるではないか! 同じ場所に男女トイレがあったのだ。

    これはサインデザイン(に限らないが)における明視度の配慮を欠いた基本的欠陥であり、このサイン板の場合は黒地にピンクの女性マークなので明度差が大きくて明確に見える。これに対して黒地に濃いめの青の男性マークは明度差が少なくてマークが認識しづらくて、これだけでも失格。

    ↓ちょっと目を細めて見たり、遠くから離れて見ると少し実感できます!

    スクリーンショット 2025-06-28 115339

    ところがそれだけではなく高齢者に対してはさらに問題となる!

    それは多くの高齢者(といっても早い人は40才代から)は眼の水晶体が黄味を帯びるようになって、見るものすべてに黄色のフィルターがかかったようになって”青色は暗く見える”ようになるから、若い人が見た場合よりもさらに”青と黒の明度差が無くなって見える”ことになる。

    つまり高齢者の多い社会となっては、黒地に青のマークや文字、その逆もしかりだが、これはご法度だ!

    そして、水晶体の黄ばみによって起きるのが・・白が黄ばんで見えるので、黄色地に白マークや文字、またはその逆の場合、お互いが馴染み気味になり判読できにくくなる。しかし、さすがにこれは”やってみると、その不具合がすぐわかるので、そうすることはまず無い”とは思われるが、念のため。

    ◎我が町に高齢者が多くなった結果・・
    ここからは我が町の高齢者の多さとそれに伴う現象をご紹介しますが、前提として我が町の性格をあげてみます。

    この町は千葉県の中央部に位置し、都会ではなく、郊外とも言えず、里山に隣接する丘陵地に45年前に開かれた町。現在の世帯数約3350、人口約7070人、内65才以上の高齢者44.0%。

    昨2024年9月15日時点の日本の高齢者(65才以上)比率29.3%と比較しても我が町は高齢者が大変に多いと言える。

    しかもこの町が出来て一斉に居住し始めたのは、当時30~40才代の夫婦とその子供から成る世帯 (ファミリー) が多くを占めていたので、40数年経過した現在は(その間、子供が独立して)残った70~80才代の高齢者が多くを占める、言い換えれば”皆が揃って70~80才になった”町になって、その結果・・

    〇 高齢女性の”一人住まい”が増えた
    数十年の間には夫婦の内、どちらかといっても通例のように夫が他界する世帯も増えて、現に我が家の周囲半径30mくらいの範囲には、高齢の女性だけの、俗に言う”お一人さま”が6人(内、”お向かいさん”が3人)もいる。
    obaasan_cat
    ついでながら、これはたまたまなことに、同じ周囲にある世帯の中には、私と同じ年の生まれという奥様が3人もいる。しかしその内の一人は”お一人さま”でもう一人は重度の認知症で昨年から施設に入ってしまったが、これも超高齢社会の一端。

    〇高齢女性が一人暮らしになった途端に植栽を始末する傾向
    周囲の様子を見ていると、ご主人が亡くなった直後に、大きめの庭木を小さく切り詰めるか、または根こそぎ除去するか、切り倒す例が多く見られる。
    それは、それまで主に夫が行っていた植栽の手入れが、自分ではやりにくいためと、外からの目隠し目的でもあった植栽が、女性の一人暮らしには防犯上 逆に無いほうが安心なため。
    job_niwashi
    〇 犬を飼う世帯が顕著に増えた
    inu-sampo
    猫を飼う世帯は外から見えにくいので分からないが、飼い犬が増えたのは実感としてよくわかる。我が家の周囲の道には犬を散歩させる人が一日に何人も通るが、それがなぜ分かるかと言えば、

    散歩に際して愛犬家どうしで合流するようで、犬の鳴き声も時々するが、それよりも犬を連れる人の話し声のほうが圧倒的に多いからで、2~3人、時には6人で揃って立ち話または歩きながら話す、

    またはお互いに他家の犬に対して「あら○○ちゃん こんにちは」などと話しかける声が聞こえるから。もちろん一人で無言のまま犬の散歩をさせている人もよく見かける。

    そして犬を散歩させているのは圧倒的に女性が多い。

    犬や猫を飼う世帯(人)が増える理由は明白で、子供が独立して同居しなくなって、親だけが残って「空巣=からす=あきすではない=英語でempty nest」になって寂しくなるから。

    また、子供が家にいなくなって時間と家計に余裕ができるという人生のステージに入ったからでもある。

    〇 町会脱退世帯や入会拒否の新規居住世帯が増えた
    我が町に限らず今や日本全国で起きているのが”町会脱退・加入拒否問題”。これは日本が超高齢社会になっていることで増えているのは明らかで、町会脱退理由の多くは”高齢のため役員仕事が体力的にキツイ”というもの。

    また、新規にこの町に住み始めた世帯が町会加入拒否のケースもでてきている。

    町会脱退世帯と町会新規加入拒否世帯が増えると会費による町会運営のための収入が減って困る。

    町会収入に限ってみれば少し救いなのは、役員担当は拒否するが脱会はしないで会費は払うという世帯があることだが・・

    ※役員のなりて不足の問題はマンションなどの集合住宅でも起きているが、”町会費にあたるような管理費・修繕積立金”はおさめることが前提の居住なので、少なくとも”町会にあたる管理組合や自治会”の運営費減少問題は基本的には起きない。(実際は”管理費等の滞納者”が存在しているケースもあるが)

    特に高齢者が多く青年や壮年が少なくなった我が町でも、これらの問題は10年以上前から対策案を考えているが、有効な解決方法が見つかっていない。

    ただ、最近になって”役員には金銭報酬を出す”ことにしたら若干状況改善した。(この例は全国の一部の町会やマンション管理組合・自治会において既にみられる)

    全国の状況などをここで綴ると長くなるので省略しますが、一つの実例を紹介しますと・・

    2005(平成17)年に埼玉県の某町会が脱会希望者の申請を拒否したことに対して、その可否が裁判になり、最高裁にまでいった結果、「脱会は認めなければならない」となったもので、ただしこの町会では町会費とは別に(正確な呼称は忘れたが)管理費も徴収していて、これについては、「町会を脱会しても管理費は支払うこと」という判決が出ている。
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