私は会社員時代に業務上で色々な形式の調査を行っていましたが、その中で”アンケートによる調査”は60回以上になり、多人数対象の調査には調査専門会社を利用することが多かった。
調査会社は、(調査内容にもよるが)アンケート用紙の郵送調査することが多く、回収した回答を統計手法駆使して、結果報告書を当方に渡す。
この調査手順では調査依頼から結果入手までに一か月以上、中には2か月かかることが多かった。
ところがちょうど西暦2000年ころに、”質問項目が少ないある調査”を当時既に登場していた”ネット調査会社”を通じて”自前の質問文”を発信したところ、なんと5分後には個別の回答者から回答が提示され出したではないか!
これからは目的によってはネット調査の利用の時代と悟ったことで、以後数回はこれを利用した。ただし統計、分析は自前でする必要はありますが・・
間もなく退職してからの私は、社会参加、認知症予防を目的※にネットによるアンケート調査の回答者になって20年近くなる。
回答者登録しているネット調査会社は6社なので、毎日10件以上のアンケート依頼が届くが、すべてには対応できないから1日に数件を回答。
※回答に対して報酬もあるが微々たるもので、例えば回答所要時間が20分くらいかかるもので10円、同じく2分で1円というものもあり、これはどちらも時給換算すれば30円ですが、その他40分くらいかかるもので50~70円などがある。


前置きが長くなりましたが・・
ネットによるアンケート調査に20年近く参加していて変化したことは、調査には必須の”調査対象者の属性”把握のための質問項目、即ち、性別、年齢、職業、居住地、住居形態などにおける”回答選択肢”の表現で、こんなところにも時代の反映が現れて・・
◎「性別」回答選択肢は「男性」、「女性」に加えて「その他」なども!
以下、現在のアンケートにおける性別回答選択肢の例をあげてみます。依然として「男性」、「女性」の二者択一型もありますが、非常に少なくなっています。
A) 「男性」 / 「女性」
B) 「男性」 / 「女性」 / 「その他」
C) 「男性」 / 「女性」 / 「回答しない」
D) 「男性」 / 「女性」 / 「答えたくない」
E) 「男性」 / 「女性」 / 「その他」 / 「答えたくない」
F) 「男性」 / 「女性」 / 「その他」・「答えたくない」
G) 「男性」 / 「女性」 / 「自由記載 ( )」 / 「回答しない」
H) 「男性」 /「女性」 / 「決められない・誰も好きにならない」 / 「その他」 / 「答えたくない」
I ) 「ご自身の性別(自分で認識している性別):( )」 / 「恋愛対象となる性別:( )」
J) 「男性」 / 「女性」 / 「ノンバイナリー※」 / 「回答しない」
※『ノンバイナリーとは、男性と女性という2つの性別の枠組みに収まらない、または当てはまらない性自認を指す言葉。自分の性別を男女どちらでもないと認識する、あるいは男性と女性の中間や、両方を包含するようなジェンダーアイデンティティを持つことを意味する』(『』内は最近流行の”AIによる文章”).


このように多様な選択肢は、LGBTQなども発現という現代の多様”性”社会を反映しているが、さてこれに否定的な大統領がいる某国ではどうなっているのでしょうか?
◎「職業」の回答選択肢に「年金生活者」や「専業主婦・主夫」が登場!
昔は職業回答選択肢として、「会社員」、「公務員」、「自営業」・・・など並ぶ最後の方に「無職」が設定されていたが・・
現在は、同じ無職でも分離して「無職」の他に「年金生活者」または「定年退職」という選択肢が増えている。
その結果、”ではここで言う無職とは何か”ということで、「無職・休職中・求職中」や「無職・リタイア(休職・産休・育休・介護休職を含む)」などが登場。
これらの”職業の回答選択肢”の新登場の背景には、団塊の世代が定年退職・リタイアしていても、その多大な人口による生活指向や行動の影響が大きいことにあることは論を待たない。
また、従来は「専業主婦」という例もあったが最近は「専業主婦・主夫」も出現しだした。
これも近年の”家事における男女共同参加“傾向の増加を反映。
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以上のように、アンケートの世界においても、社会の流れが観えると同時に、これらアンケート発信をネット調査会社に依頼している企業も”その流れ”の中でヒントを掴もうとしている姿勢がうかがえる。
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