徒然G3(ツレヅレジイサン)日話秘話飛話

兼好法師ならぬ健康欲しい私がつれづれなるままに お伝えしたいこと綴ります。 時には秘話もあり!

    ジャンルは不特定で硬軟織り交ぜながら 皆様に何かお役に立てば幸いです

    2022年02月

    先日、藤井聡太さんが将棋8大タイトルの一つ王将も獲得して、19才の最年少5冠となったが、将棋は全くダメな私でもオセロゲームなら単純だからできる。それもオセロが登場した直後からやり始めたゆえのちょっとしたエピソードがあるので、これをご紹介。
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    ◎きっかけと自作のコマ
    オセロゲームは中外製薬の営業担当だった長谷川五郎(本名:敏)氏(1932~2016)が考案したものを玩具メーカーのツクダが商品化して1973(昭和48)年に発売開始された。

    その直後にこれを知った”私の職場の先輩TKさん”が、私に向かって「おい、自分たちでオセロのコマを作ってゲームしてみようや」と言って、ラジオの部品のプッシュボタン(オフホワイト色のプラスチック製)を200個くらい手に入れてきた。

    (当時の職場はラジオやテープレコーダーの製造工程で発生した”余りモノの部品”は簡単に入手できる環境に在った)

    そのプッシュボタン(約15X16X10mm)の裏部分を二人で黒く塗って”丸くはないが、表は白、裏は黒としたオセロのコマ”の代替品を作った。

    プッシュボタンの裏部は黒く塗った

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    板に8X8=64のマス目を描いた盤も用意して早速二人で、昼休みや終業後の小時間にオセロゲームを始めたら、これが案外面白い。

    数日プレーしているうちに、これは職場全員(男性しかいない)を巻き込んでリーグ(総当たり)戦をしようじゃないか・・ということになって、勝負好きな上司も含めて総勢15人参加するために、ゲームのセットを2つ追加して作り、計3盤を使って熱戦が始まった。

    このゲームは1試合平均所要時間は約30分だが、業務時間外に皆でプレーするので、全試合の結果が出揃うまでには約1か月かかったように記憶しているが、終盤になってわが身に異常が現れたのだ!

    ◎私の後頭部に円形脱毛が発生!
    先輩のTKさんが「〇〇くんは、もとから頭の後ろにハゲがあったか?」と私に問いかけたが、そんなはずはないと思って自分の指先で探ってみたら、なんと500円硬貨大の面積の髪の毛が全く無くなっていて完全にツルツルの皮膚が現れているではないか!

    後頭部の右寄りで、耳より少し上に出現
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    それは強烈なショックだった。そもそも頭を怪我したこともなく毛が生えない傷跡など無いのに、なんということ! 

    それにしてもいつの間に毛が抜けたのだろうか、痛くも痒くも無いから全く気が付かなかった。

    職場近くの病院で診察してもらったら「円形脱毛症」と診断され、円形脱毛部の周囲に沿って7~8所に注射をうたれ、塗布用薬液を処方された。

    それは当時テレビで流れたCM「抜け始めてわかる、髪は長~い友達」※というキャッチコピーでよく知られた育毛剤「カロヤン」(第一製薬=現、第一三共ヘルスケア社製)だった。

    しかし市販品と同じものなのか気になったので調べたら、有効成分の「カルプロニウム塩化物」の含有量が病院処方品は市販品のちょうど2倍なので納得した。

    ※「髪」という字は、右上部分のカタカナの「ノ」3本を髪の毛と見立てて、これが抜けて無くなれば、残る部分は左上部の「長(い)」と下の「友(だち)」というモジリ。
    当時のコマーシャル→ https://www.youtube.com/watch?v=MgAN92U1kyk

    そうして病院処方カロヤンを塗布すること約1か月でハゲが目立たないほどの毛髪が生えてきたが、完全復元に要した期間はなぜか記憶に無い。

    さて私の円形脱毛症が発現した原因は何か? 答えは明らかにオセロゲーム。しかし他の人には発現していないのはなぜか?

    それは私の場合、職場ではオセロを先行してプレーしていた立場から、このリーグ戦では負けられないという意識が強くあった。

    とは言えまだまだ技術は未熟なので、”初心者のオセロにありがち”な・・

    ”中盤まで自分のコマが圧倒的に多くても最後に逆転される”ことや

    ”いやでも最後には相手のコマによって盤面すべてが占められてしまい完敗”そしてやはり

    ”将棋をしない私に比べて将棋が強い人はオセロにも強い傾向がある”‥

    というこれらの事態が自分にとっても例外ではないことが分かっていたので・・

    ゲームの最中は”いやな感じの負け方にならないかハラハラというよりむしろ恐怖感の連続”という強大なストレスがかかっていて、それが1か月ほど続いたことで起きたとしか考えられない。

    昔から強烈な感情が頭髪に急激な変化をもたらす例が示されていて・・例えば

    "もの凄い恐怖で一夜にして白髪になった" 

    "強い怒りで髪の毛が逆立ち「怒髪 天をつく」となる"・・

    私の脱毛もそれらに類するのではないだろうか。

    近年の学説では、
    円形脱毛発症はストレスだけでなく、過労、睡眠不足、出産、風邪などが引き金となって自己免疫反応が頭髪の一部に現れて脱毛するものとされていて、通常の免疫作用というのはTリンパ球が人体内に入ろうとする異物を攻撃するものだが、何を間違ったか体外からの異物が無いのに毛根を(異物と勘違いして?)攻撃して毛が抜けるのだそうだ。しかし"なぜ円形に毛髪が抜けるか"の理由がわからないが・・

    さらに不思議なのは、昔から胃腸が強くはない私ならストレスを感じるとすぐに胃が痛くなるのに、それが現れずに、かわりに円形脱毛症になったこと。

    その理由はと言えば、同じストレスでも当時の私にとっては”一種の恐怖心を伴ったちょっと異質なもの”だったからではないだろうか。(職場でオセロ大会をするくらいなので、業務上のストレスは無かった状態だった)

    さてそのリーグ戦での私の成績は・・中位にとどまるという結果に終わったのであった。

    私はこの経験から、以後はオセロゲームはリラックスしてプレーしている。そして円形脱毛は現れなくなった。

    今、気が付いたが、私の
    円形脱毛の大きさはちょうどオセロのコマの直径である24ミリと同じだったのではないかと思える。お~オセロ、オセロシヤ?!
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    蛇足ながら・・藤井聡太さんの5冠獲得翌日の会見での記者質問「富士山でいえば何合目まで登ったイメージ?」に対する即座の回答がすごい!・・「将棋は奥が深く、頂上は見えないのでその意味では森林限界の手前と思います」・・つまり”まだ樹木が在る場所だから頂上が見えない”という意味だろう。
    以前から彼の将棋以外の知識とボキャブラリーの豊富さには感心していたが、ここでまた再認識した。
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    トンガ王国の海底火山が1月15日に噴火して、日本列島沿岸に2種類の余波が押し寄せた。一つは普通の小さな津波で、もう一つが"噴火による大きな空気の揺れ「空振」"が発生して海面にできた波で、これは”津波ではないが急激な潮位上昇"とされる波だった。
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    ↑気象衛星ひまわり8号撮影

    今回は、日本から8000キロ離れた地点で発生した空振そのものの影響は無かったが、我が家では空振を直接経験することがいくつかあるので、以下にご紹介すると・・ 
     
    ◎伊豆大島噴火による「空振」で我が家は・・
    1986(昭和61)年11月、伊豆大島の三原山が噴火して、島民約1万人が島外に約一か月間避難するという災害が発生した。

    1986年の三原山の噴火と溶岩流(東京都大島町発行の「防災の手引き」より)
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    さてその一か月の間に何回か”我が家の雨戸やガラス戸がビリビリと音を立てて細かい振動をする”ことがあった。その際は周囲に騒音などは全く無い状態なので最初は原因が分からなかったが、はたと気が付いたのは”これは大島の三原山の噴火による空気振動”が押し寄せているからに違いないということ。その証拠に噴火終息後にビリビリ音がすることはピタリと止んだ。

    その後に知ったのが「空振」という言葉。まさに三原山を”振源”とするそれだった。

    ちなみに大島・三原山から我が家までの距離は約103キロ。この距離でしかもこの噴火は小規模であったにもかかわらずこの空振ということからすると、もしも富士山が大噴火したら約105キロ※の距離に在る東京などに降り注ぐ降灰もさることながら、空振の程度もいかばかりであろうか?
    富士山頂~東京・日本橋間

    ◎ヘリコプターによる空振で我が家は・・
    1月12日の昼間に自衛隊のヘリコプター(下写真の「ヒューイ」という機種か?)6機が”アルファベット大文字「A」のようなカタチ”の編隊を組んで我が家のほぼ真上300メートルぐらい(?)を北東に向かって通過したが、その音が1機でも強力なのに6機だから、それは凄い! 家のガラス戸がガタガタ振動だ! これは単なる音だけではなく、別に強い空気の振動が加わった感じで、まさにこれも空振と言えるものだろう。
    へリコプターのブレード(回転羽根)による空気の波は真下に向かって届くから強力なのだろう。
    実はヘリによる
    空振は今回に限らず、時々ある。

    ↓このヘリが6機で編隊飛行(画像は「テレ東BIZ」より)
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    後日に知ったのは、その翌日13日に陸上自衛隊の年始恒例パラシュート部隊降下訓練が千葉県の習志野演習場において開催されるために、この部隊(第1ヘリコプター団)の本拠地である木更津駐屯地(千葉県)から移動飛行したものだったようだ。この演習は離島の防衛や奪還作戦訓練の一環であり、パラシュート降下の他に、ホバリングするヘリからのロープづたいで直接降下してほふく前進なども行われている。本来この演習の様子は一般公開されているものが、今年もコロナ禍で中止となってマスコミにのみ公開されたようだ。
    →訓練公開動画(テレ東BIZ) https://www.youtube.com/watch?v=s1hxzLuLhT8

    ちなみに木更津駐屯地は旧日本軍の基地だったものが終戦後は米国軍基地となっていたもので、その後に日本へ返還されたのだが一部は米国軍基地として残っているために、先年には一時、米軍のオスプレイが駐機したこともある。代わるように現在は日本の陸上自衛隊のオスプレイが暫定配備されている状態。
    ↓陸上自衛隊のオスプレイ(第1ヘリコプター団のウェブサイトより)
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    ◎「空振+り」=「空振り(からぶり)」?!
    被災したトンガ王国に対して、近隣のニュージーランドなどはすぐさま支援を開始し、続いて日本も飲料水などを現地に届けるなどの支援を開始しているが、本当に必要なモノやコトを早急に提供しないと”「空振」に「り」が付いて「空振り」”になってしまう。もしそんなことになれば、別の思惑があると思われる某国も支援を表明しているから注意が必要か? (今回、気象庁の津波予報はほぼ「空振り」気味になって、これは幸い?だったが・・)

    ◎我が地域は「空振」ならぬテレビの「画像振れ」があった?!
    我家が在る地域は成田空港と羽田空港から離発着する多くの飛行機の航路のほぼ真下にあたり、今から10数年以前までは、特に着陸に向かう飛行機は高度を下げ始めていた(当地と成田空港間の距離は44キロ)ので(小学生だった我が子たちによれば)飛行機胴体に描かれた「クジラの絵」がはっきり見えたほどだった。そのため騒音は空港付近ほどではないものの大きいのだが・・

    それで何が起こるかと言えば、飛行機が上空に近づくとテレビ画像がゆらゆらと揺れて乱れる「画像振れ」が10秒くらい続く状態になった。つまり当時の東京タワーからのストレートな電波に対して飛行機の機体に反射した電波が加わって干渉していたのだ。

    これには我慢できずに我が家は自家のアンテナによる受信をあきらめてケーブルテレビを導入するにいたった。ところが最近は飛行機の航路は変わらないものの(飛行管制の指示方針変更によってか)当地上空の飛行高度が以前より相当高くなっているので、昔のような「画像振れ」は無くなっているようだ。また、その後テレビは「地上デジタル」電波になった上に、それが東京スカイツリーからの発射に変更されたのだが、これも良い方向に影響しているのかは私にはわからない。無論、飛行機騒音も昔ほどではなくなった。
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