徒然G3(ツレヅレジイサン)日話秘話飛話

兼好法師ならぬ健康欲しい私がつれづれなるままに お伝えしたいこと綴ります。 時には秘話もあり!

    ジャンルは不特定で硬軟織り交ぜながら 皆様に何かお役に立てば幸いです

    2021年10月

    今年も近所の公園の地面には沢山のドングリが落ちています。
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    ・・というわけで、拾い始めて1分も経たぬ間に”ドングリがドンブリ”山盛りになるほどに・・
    さながら、「♬ ドングリ ゴロゴロ ドンブリこ !」(笑)
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    ↑ドングリのなる木も多種ある中で、これは「マテバシイ」という種類です。

    さて、ドングリを使って何か作る・・といえば、昔はヤジロベイが代表的?でしたが・・

    ◎材料費ゼロのリース 作りました!
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    材料
    ・アケビとフジの”ツル” 
    ・ドングリ
    ・松ボックリ
    ・椿の実のはじけた殻(写真左のモノ:詳細後述)
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    材料のツルは近所の雑木林から、ドングリは近所の公園から、松ボックリは公園と自宅庭の松から、椿の実のはじけた殻は自宅で、それぞれ採集したので材料費はゼロ !

    使用道具
    ・グルーガン(接着剤となるスティックは黒色もあるが、ここでは半透明のほうを使った)
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    ◎椿の実のはじけた殻
    これは「椿の実殻」と略称するようですが、これでもまだ長ったらしいので「椿実殻(ちんじつかく→発音しやすいように→ちんじっかく)」と呼んだらいがいかがでしょうか?・・というわけで、以下文中この呼称を使います。
    椿は早春に花が咲き終わった後、夏に緑の実が出来始め、秋口には茶色くなった実の厚い皮部分が裂けて、中から茶色の種が現れ、やがて種が地に落ちて殻になって残ったものが椿実殻。

    ↓割れた実にまだ種(これを絞って椿油)が残っている状態
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    ↓種がおちて椿実殻になった状態(ほとんどが三つに裂けるが、たまに四裂以上もある)
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    ◎ちっとも珍しくない” 椿実殻を使ったリース”
    実は私、椿実殻を使ったリースを10年前にも作っていて、椿実殻を使う発想は他に無いユニークなことと思い込んでいたのですが、今日になってネット検索したら、まあっ!あるわあるわ、椿実殻利用リースのオンパレード!。中にはブローチにしている人もいる。世間は広い!

    ↓椿実殻を利用したリース色々の一例

    ↓椿実殻ブローチ
     (「あめつちかぜ」さんのブログより引用 
    椿の実(はじけた殻)でブローチ作り - ame-tsuchi-kaze (jimdofree.com)
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    ◎ドングリ食を体験しに来た俳優の刈谷俊介!
    今から30年くらい前のこと、千葉県のJR内房線の五井という駅の近くの公園で「縄文時代の生活を知ろう(テーマ名は記憶あいまい)」というようなイベントが開催されて、私はたまたま通りすがりで覗いてみました。

    再現した道具展示、土器を実際に粘土で作る体験コーナーなどある中で、当時の食材の一つとして”ドングリを食べてみよう”というコーナーがあり、そこでは・・

    大きな平たい石の上で、先ずドングリの皮を手に持った石で割り、出てきた中身を集めて、それを石ですりつぶして粉にして、これに山芋や卵を混ぜてこねて、それを薄く伸ばして、これを乗せた石を下からの火で熱すれば、いわゆる「縄文クッキー」ができるという作業が披露されていて、できあがったモノは試食できるようになっていた。それで私もちょいと摘まもうとしたその時・・ふと気が付くとなんと私の横に・・

    俳優の刈谷俊介(渡哲也主演、石原プロモーション製作のテレビドラマ「西部警察」などにも出演。敬称略)が立っていて、縄文クッキーを口にしてなにやらうなずいているではないか!
    なんでこんな田舎のような郊外?に出向いて来ているのか?
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    刈谷俊介のブログ表紙から引用

    後に知ったのですが、当時すでに氏は考古学にのめりこんでいたのです。
    その後、テレビ番組の中で考古学について語る氏を見たこともあります。
    現在の氏のブログを観ると、自己紹介欄には”俳優、考古学者(日本考古学協会会員)”と明記しています。

    ◎「二年成」のドングリは2年かけて大人?!
    ドングリの中でも、マテバシイなどは毎年5月ごろに(俗に「花」と言っている)雄花が"試験管の掃除用ブラシ"が沢山集まったように出てきて、雌花はその近くに小さく"若芽のような姿で"目立たないように出る。受粉して秋になれば実となるが、まだ小さいからこの秋に地面に落ちる成熟したドングリではない! 
    実は、マテバシイのドングリは「二年成」と言われて、”大人”になるのにあしかけ2年(正確には1年半)かかり、それが地面に落ちる!というライフサイクルなので・・今年拾えるドングリは去年の初夏に生まれたもの・・だそうです。
    今年の実と去年生まれの実が混在(横浜市児童遊園地のHPより引用)
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    ただし、コナラやクヌギのドングリは"雄花が咲いたその秋には成熟する"そうです。

    ◎ドングリと椎の実は異なるのだそうだが・・
    大きな違いは、ドングリは「茶色」でかつ「頭にベレー帽のような帽子」別の言い方では「お尻に袴またはパンツ」を着けている。

    椎の実は形がマテバシイのドングリに似ているものの「ほとんど黒に近い茶色」でかつ帽子(袴)ではなく「襟を立てたような衣」をつけている。

    ・・ということですが、それなら”「シイ」という名前がついたマテバシイの実がドングリとされる”のは、これ如何に?

    ここで、椎の実の話からの”飛話”
    私がかつて住んでいた町の現在名は豊島区南長崎ですが以前は椎名町と称していて、通った小学校の名も椎名町小学校でこの名称は現在も存続。つまり、「椎」に縁がある上になんと・・

    その椎名町小学校が今から60数年前に「しいのみ」という名の生徒作文集を発行しています。
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    この現物が私の手許にまだありますが、中身は当時の全学年の生徒の作文や(防火週間などの)標語の中から優秀なものに絞られ、たいていは一人一点採用されて掲載されるところ、特別に3点採用されている生徒がいます。それがかつて私がブログでも紹介したことがある”与謝野晶子の妹の孫である江森栄里子”で、さすがにその文章は抜きん出てすばらしく、当時4年生にして”才能あり”で感心します。

    江森(尾崎)栄里子紹介編→ http://lddesigneruk.livedoor.blog/archives/4443904.html
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    ※ドングリの中でも「マテバシイ」や「スダジイ」はそのまま生でも食べられ、勿論、炒ったり、煮たりしても食べられるが、その他の多くの種類にはタンニンが多くて、煮るなどしてアク抜きしないと食べにくいそうです。

    そう言えば、我が町では数カ所ある公園の植栽のみならず街路樹もマテバシイなので、もしこの時期に大災害があったら避難指定場所とされている公園などでは、ドングリが緊急食糧に補填できそうですがいかがでしょうか?
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    東京オリンピック・パラリンピック2020は、日本が高度文化の国であるかのように見える”メッキ”が様々なカタチではがれた。

    例えば・・国立競技場は建設コスト無配慮のデザインを一度採用してしまい、なんとかやり直してもなお観客席間隔の狭隘さが指摘受け。

    エンブレムデザインの盗作疑いで海外からクレーム出てやり直し。

    東京開催招致時に「開催時期は気候快適」としたが、実情は酷暑でテニスの有力選手ジョコビッチらは「詐欺だ」と言わんばかりに強烈な苦情申し立て。

    開会式・閉会式のパフォーマンスは主力演出者や出演者の倫理的問題による直前辞退なども発生して、結果は独りよがりで説明不足かつ視覚的効果低い内容となって特に日本人以外には理解しにくい印象を残した。

    そしてオリ・パラ終了前後に出てきた問題は・・

    ◎金メダルや銅メダルのメッキはがれ?・・実は・・
    メダル獲得した中国やタイの選手たちの一部から、「手にした金メダルや銅メダルのメッキがはがれた」という指摘が出てきた。

    しかし当該メダルを調べたら、“はがれたのは、メッキ部分ではなくその上にコーティングされた保護膜”・・とのこと。

    一部はがれた金メダル(トランポリンで優勝した中国の朱雪螢選手の公式ウェイボーより引用)
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    (ならば河村・名古屋市長が噛んだメダル表面はどうなったのだろうか?)

    しかし、それならそれでコーティング膜を強固で耐摩耗性の優れたものにして、少々擦ったくらいでははがれない処理にすべきであった。

    これでは”高度な技術を誇る国”というにしてはまさに”メッキがはがれた”ようなもの。

    自動車のボディはいかなる色やメタリックの塗装であっても、最も上の層はクリヤ(透明)コーティング塗装処理されて、雨風、紫外線、温度差そして強い摩擦にも耐えているのだから簡単な筈。

    ちなみに、前回の東京五輪、札幌五輪、長野五輪、そして今回の全てのメダルは造幣局が作製している。

    ◎我家にある「札幌五輪記念杯」のメッキははがれている !
    札幌五輪は1972(昭和47)年に開催され、公式認定された”金メッキの記念杯”(直径7.5センチ)が販売された。

    その品物が実家を整理した際に出てきたのが2年前、その時点でこの杯は47年の時間経過していたことになるのだが、柔らかな布にくるまれて桐箱の中に納まっていたものの一部メッキがはがれていた。

    ↓上部に”はがれ”がある。これは、前記の金メダルの例とちがい、はがれた跡には”金色ではない濃い灰色”(たぶん、下地のニッケルメッキの色)が現れている。また、周縁部分には”はがれた上に地金の腐食による白っぽい点”が多数みられる。
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    ↓裏面(底)には”24K GP”(24Kは純金、GPとは金メッキのこと)という凸文字がある
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    ↓桐箱には「三井金属謹製」というシールが貼付
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    ◎金メッキの厚みは様々
    金メッキは、電気部品用、装飾用など用途によって厚みが選択使用される。
    それは0.2ミクロン(1/5000ミリ)から40ミクロン(0.04ミリ)くらいまで様々なようですが・・

    薄いとピンホール(極小孔)が生じやすく、そこから空気中の水分やガスが入り込んで下地の金属を腐食させやすいので、金メッキ表面に何らかのコーティング膜を付加することが多い。

    また1グラムの金は薄くのばせば数平方メートルにもなるくらい軟らかいので、表面の保護膜付加は必要。

    まさに我が家の金メッキ杯は、”ピンホールを有するくらいに薄いメッキにコーティング膜無し”の状態が招いた結果を現わしていると言えましょう。

    これに対して今回の五輪メダルではコーティング膜処理はしたものの、その膜そのものが薄く弱かったというわけです。

    それで思い出したのですが、金箔作りの地としても有名な石川県の金沢の工房で作った金箔は”向こうがぼんやりながら透けて見える”ほどの薄さを誇示しています。ひょっとするとこの状態とはピンホールが無数にあるのか、それとも分子レベルの隙間がある状態なのでしょうか? (どなたか、教えてくだされ!)

    ※宝飾品などの普通の薄さの金メッキは「GP」(Gold Plated)と表示されますが、腕時計など何かと摩擦が多いモノには厚さを増やした5ミクロン以上が使われ、これには「RGP」(Rolled Gold Plate)という表示がつけられます。

    (ゲーム世界のRPG=ロール・プレイング・ゲームと間違いやすいか?)

    ※現在、金価格は一時のピークほどではないにしても、依然として高止まりしているのですが、いくら金でも”メッキ品は金製品としての価値は皆無(金メッキ品が大量数まとまった場合は考慮されますが)と言えるものになったしまうから、札幌五輪の記念杯は、その意味では価値無いようなもので、例えば現在のヤフーオークションでは800円から千数百円で取引きされています。

    もしこれがメッキではなく杯の全て(
    いわゆるムク)が18Kの金で出来ていたら数十万円します。
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    10月に入りましたが、私が住む土地ではまだセミの声が散発的に聞こえます。↓写真は今年、我が家の庭で”拾い集めた”セミの「なきがら」(亡骸)と「ぬけがら」(空蝉=うつせみ)。左は昨年のものを透明ケースに詰めておいたもの。写真には写ってないですが、一昨年のセミももう一つ同型の透明ケースに詰めて保存しています。
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    今年は5匹、昨年11匹、一昨年12匹のすべてがアブラゼミ。なんのために集めているのか?自分でもわからない・・「夏の記憶」というところかな。

    さて、つい先日のこと、セミの”ある行動”をうまく表現した言葉を知りました。それは・・・

    ◎「セミ爆弾」
    「セミ爆弾」とは”地面などに仰向けになって転がっているセミを、死んでいるものだと思って人間などがつまもうとした瞬間にいきなり羽をバタバタさせて飛び去る”という行動を言うのだそうで、これに遭遇すると確かにチョットびっくりします。まさに小さな爆弾が炸裂したと例えても違和感は無い! 私はしょっちゅう経験していて今年は3回ありました。冒頭写真のセミのように死んでいると思ったセミをを拾おうとして「セミ爆弾」の被害?にあってもいたわけです。

    セミのこの行動の経緯は・・寿命が近づき体力が無くなると、木などにつかまっておられずに地面に落ちて、(セミは背中の方が重いので)仰向けになってしまう。このままでは死を待つ状態となるものの、人間などがちょいと触れると、本能的に逃げる行動をするために最後の力を振り絞って飛び去る。その先には本当の死が待っている・・というものなので「セミ爆弾」のことを「セミ・ファイナル」とも称するそうです。

    では、地面に仰向けに転がっているセミが”本当に生きているのか、死んでいるのか”を見分ける方法は・・(「ウェザーニュース」社のサイトによれば)・・『大阪市立自然史博物館・主任学芸員の初宿成彦(しやけ・しげひこ)氏の説明では・・仰向けのセミの足が胸のあたりで閉じていれば死んだセミ。足が開いて万歳をした状態ならまだ生きているセミ・・とのこと』

    左の合掌状態が死態、右の万歳状態が未死状態
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      (写真右は「ウェザーニュース」サイトより引用)

    セミ爆弾の際には、元気な時に行う”オシッコを出しながら飛び去る“ということは(私の経験では)無いようです。

    ◎セミの「土中で7年潜伏・外で10日の命」というのは俗説
    『日本国内に生息するセミだけでも36種+1亜種いて、樹皮や枝に産卵されたものから孵化して、土中にもぐって、木の根の樹液を吸いながら過ごす期間は、セミの種類によって様々で、広島大学の税所康正(さいしょ・やすまさ)准教授による幼虫の土中飼育観察結果では・・

    “土中潜伏期間”は・・アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミは2~5年、ニイニイゼミは3~4年、ツクツクボウシが1~2年。

    しかしこれも樹液からの栄養量や気温や雨量によっても左右されるそうだが、いずれにせよ俗説より短い。

    地上に出てからの寿命は、鳥やカマキリに襲われなければ、3週間程度は多く、一か月以上も珍しくない。・・とのことで、これは俗説よりずっと長い』

    『岡山県立笠岡高校の3年生の植松蒼さんが工夫した方法(ここでは詳細割愛)によって実際に把握した結果は・・

    ”セミの寿命”は(最低でも)・・アブラゼミ32日、ツクツクボウシ26日、クマゼミ15日だった』
    (以上『』内は朝日新聞2019年8月26日記事より部分引用)

    ◎「素数(ソスウ)ゼミ」総数(ソウスウ)何百万いっきに出現 !
    米国には13年あるいは17年ごとにセミが大量発生する現象が起こることは、最近の日本でも紹介されることが増えた。
    ↓最近では2013年6月に米国ニュージャージー州など9つの州で数百万の素数ゼミが発生
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    (映像は「アニマルプラネット」「ナショナルジオグラフィックチャンネル」テレビから引用)

    13と17という数字は素数であり”1と自分自身の数字でしか割り算できない”から、このセミを「素数ゼミ」、あるいは(アタマがいいから?)「数学ゼミ」、その他「13年ゼミ」、「17年ゼミ」「周期ゼミ」なと呼ばれている。

    なぜ” 13年あるいは17年”なのか? 究極の目的は”種の持続”であり、そのためには一度に大量に出現する戦略が生まれた。そうすれば、鳥などの捕食者(他の動物を捕まえては食べる動物)に少々食べられても大多数が生き残ることができる。そして仲間が大量にいれば、交尾する相手が互いに見つけやすくなり、結果は大量のカップルができ、大量の卵が生産され、大量の生命につながる。

    更にこの戦略を強固なものにするための、これまた戦略が” 13年あるいは17年ごとに地中から這い出す”こと。

    このように”ある生物において出現多数と少数(またはゼロ)の年が一定間隔で発生”する「個体群周期」は捕食者(群)側にも顕著でないにしてもあるので・・例えば周期が2または3年の捕食者がいるとしても、この素数セミの13または17年の周期とは重なる機会は非常に少なくなり、食われる機会も極少となる。

    では、セミの幼虫は土中でどうやって年数を数えているのか?・・

    それは”木の根の樹液を吸って育つ幼虫”が”木というものが毎年の春に樹液の糖分を増す”性質を利用して”春を迎えた回数”を数えているから・・とされる。

    ◎セミの羽をヒントに抗菌加工
    生物の持つ優れた特性を人間が真似して利用することを「バイオ・ミミクリー」あるいは単に「ミミクリー(辞書によれば「ものまね」「擬態」)」と称し、例えば「猫の舌」、「フクロウの羽」、「サメの表皮」 など多数が参考にされていますが、近年これに加わったのが「セミの羽」であり、まだ実用化して製品に応用まではされていないものの、その効果は・・

    ”セミの羽の表面を模せば抗菌作用が出る”というもので、それも抗菌よりも殺菌に近い威力発揮。

    セミの羽(特にクマゼミの透明な羽)の表面には”健康サンダルのような無数の細かい突起”があり、そこに緑膿菌という細菌を置くと死滅するという現象をオーストラリアのある研究チームが発見していたものを基に、日本の関西大学の伊藤建教授チームが、人工的に超微細の突起(髪の毛の1000分の1ほどの大きさというナノレベル) を作り、大腸菌を含む液を垂らした結果、最高10万分の1までに菌数を激減させることに成功している。

    最近、薬剤による抗菌加工製品があふれる中で、それに耐性をもった菌も増えるという現状を打開できる可能性があると期待されている。 (『』内は2019.5.4朝日新聞記事より部分引用)

    ・・というわけで、この場合はミミクリーをモジって「セミクリー」といえるかも・・

    ◎セミの脱皮直後姿をチョットだけ私が庭で観察した!
    ↓土中から幼虫が出てきた跡の穴が数個。写真右上には砂利をどけて”何が何でも出る”という生命力を感じさせる穴も・・。(各穴の径は約1.5センチ)
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    ↓この時点で発見して観察開始(午前8:35)
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    ↓真っ白だった羽がいったんやや透明に(9:55)
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    ↓羽も本体もだいぶ茶色になってきた。目は黒から茶色へ(11:11)
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    約2時間半の間の変化でしたが、残念ながら、ここで観察ストップしてしまいました。

    ◎ヒグラシ(ゼミ)の鳴き声は心地よい!
    セミの中でも、私が最も好きな声はヒグラシの「カナカナ・・」ですが残念ながら我が家の周囲では聞かれません。その声は私に限らず多くの人が”何か物悲しさ”を感じるもので、ジージーうるさいアブラゼミとは比較にならない。
    なぜヒグラシの声はそう感じるのか・・それはヒグラシが鳴くのは、夏でも朝と夕方の涼しい時、そして特に日暮れの夕焼けの一種のちょっとしたもの寂しさと連動するからでしょう。

    ところで俳句の世界では「蝉(せみ)」は”夏の季語”。しかし「ひぐらし」と「つくつくぼうし」は”秋の季語”だそうで、さらにややこしいのは・・他のセミでも秋口まで(遅くまで)鳴くセミは「秋の蝉」と称して”秋の季語”なのだそうです。

    ヒグラシが”秋の季語”とされる理由は、多分にそのもの悲しい鳴き声由来と思われますが、実際にはヒグラシは他の種類のセミより早く6月から鳴き始めるから夏のトップバッターなのに・・。

    ※各種セミの鳴き声→https://www.youtube.com/watch?v=f00V1h2wABM

    ◎セミを食べるには注意が必要
    地球上での将来の食料危機に対処するために「昆虫食」が注目されていて、セミもその一つですが、元々は中国や東南アジアでは昔から食べられているモノ。しかしながら、ちょっと注意が必要。

    注意1:セミの生身には寄生虫が居ることがあり、食するには"茹でてから油で揚げる"または"素揚げする"などが必要。

    注意2:現在の日本では"セミの食用ために大量採集すること"を禁止している自治体が増えている。例えば埼玉県川口市、東京都杉並区など。(子供が昆虫採集する程度はOK)
    杉並区の公園の掲示板には・・「区内の公園で、食用その他の目的でセミ等を大量捕獲するのは、おやめください」・・という表記がある。その背景には、最近の日本国内でもセミを沢山捕まえて食べる在日の
    東南アジア系の人たちが増えている実情があり、テレビでも"「食べるため」と称してセミ採集している二人(ベトナム人だったか?)の様子"を紹介していた。(最後は撮影スタッフが「この公園ではそれは禁止」と伝えて、ふたりはセミを逃がしていました・・ちょっとヤラセのニオイもしましたが?)

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    蛇足ですが・・私は中学生のときに、英単語の「cemetery」(セマテリー)=「墓地」のことを・・「墓場にセミ採りに行く」・・というように覚えました(笑)
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