・・というわけで、拾い始めて1分も経たぬ間に”ドングリがドンブリ”山盛りになるほどに・・
さながら、「♬ ドングリ ゴロゴロ ドンブリこ !」(笑)
↑ドングリのなる木も多種ある中で、これは「マテバシイ」という種類です。
さて、ドングリを使って何か作る・・といえば、昔はヤジロベイが代表的?でしたが・・
材料
・アケビとフジの”ツル”
・ドングリ
・松ボックリ
・椿の実のはじけた殻(写真左のモノ:詳細後述)
材料のツルは近所の雑木林から、ドングリは近所の公園から、松ボックリは公園と自宅庭の松から、椿の実のはじけた殻は自宅で、それぞれ採集したので材料費はゼロ !
使用道具
◎椿の実のはじけた殻
これは「椿の実殻」と略称するようですが、これでもまだ長ったらしいので「椿実殻(ちんじつかく→発音しやすいように→ちんじっかく)」と呼んだらいがいかがでしょうか?・・というわけで、以下文中この呼称を使います。
椿は早春に花が咲き終わった後、夏に緑の実が出来始め、秋口には茶色くなった実の厚い皮部分が裂けて、中から茶色の種が現れ、やがて種が地に落ちて殻になって残ったものが椿実殻。
↓種がおちて椿実殻になった状態(ほとんどが三つに裂けるが、たまに四裂以上もある)
◎ちっとも珍しくない” 椿実殻を使ったリース”
実は私、椿実殻を使ったリースを10年前にも作っていて、椿実殻を使う発想は他に無いユニークなことと思い込んでいたのですが、今日になってネット検索したら、まあっ!あるわあるわ、椿実殻利用リースのオンパレード!。中にはブローチにしている人もいる。世間は広い!
↓椿実殻を利用したリース色々の一例
↓椿実殻ブローチ
(「あめつちかぜ」さんのブログより引用 椿の実(はじけた殻)でブローチ作り - ame-tsuchi-kaze (jimdofree.com))
(「あめつちかぜ」さんのブログより引用 椿の実(はじけた殻)でブローチ作り - ame-tsuchi-kaze (jimdofree.com))
◎ドングリ食を体験しに来た俳優の刈谷俊介!
今から30年くらい前のこと、千葉県のJR内房線の五井という駅の近くの公園で「縄文時代の生活を知ろう(テーマ名は記憶あいまい)」というようなイベントが開催されて、私はたまたま通りすがりで覗いてみました。
再現した道具展示、土器を実際に粘土で作る体験コーナーなどある中で、当時の食材の一つとして”ドングリを食べてみよう”というコーナーがあり、そこでは・・
大きな平たい石の上で、先ずドングリの皮を手に持った石で割り、出てきた中身を集めて、それを石ですりつぶして粉にして、これに山芋や卵を混ぜてこねて、それを薄く伸ばして、これを乗せた石を下からの火で熱すれば、いわゆる「縄文クッキー」ができるという作業が披露されていて、できあがったモノは試食できるようになっていた。それで私もちょいと摘まもうとしたその時・・ふと気が付くとなんと私の横に・・
俳優の刈谷俊介(渡哲也主演、石原プロモーション製作のテレビドラマ「西部警察」などにも出演。敬称略)が立っていて、縄文クッキーを口にしてなにやらうなずいているではないか!
なんでこんな田舎のような郊外?に出向いて来ているのか?
↑刈谷俊介のブログ表紙から引用
後に知ったのですが、当時すでに氏は考古学にのめりこんでいたのです。
その後、テレビ番組の中で考古学について語る氏を見たこともあります。
その後、テレビ番組の中で考古学について語る氏を見たこともあります。
現在の氏のブログを観ると、自己紹介欄には”俳優、考古学者(日本考古学協会会員)”と明記しています。
この現物が私の手許にまだありますが、中身は当時の全学年の生徒の作文や(防火週間などの)標語の中から優秀なものに絞られ、たいていは一人一点採用されて掲載されるところ、特別に3点採用されている生徒がいます。それがかつて私がブログでも紹介したことがある”与謝野晶子の妹の孫である江森栄里子”で、さすがにその文章は抜きん出てすばらしく、当時4年生にして”才能あり”で感心します。
◎「二年成」のドングリは2年かけて大人?!
ドングリの中でも、マテバシイなどは毎年5月ごろに(俗に「花」と言っている)雄花が"試験管の掃除用ブラシ"が沢山集まったように出てきて、雌花はその近くに小さく"若芽のような姿で"目立たないように出る。受粉して秋になれば実となるが、まだ小さいからこの秋に地面に落ちる成熟したドングリではない!
実は、マテバシイのドングリは「二年成」と言われて、”大人”になるのにあしかけ2年(正確には1年半)かかり、それが地面に落ちる!というライフサイクルなので・・今年拾えるドングリは去年の初夏に生まれたもの・・だそうです。
↓今年の実と去年生まれの実が混在(横浜市児童遊園地のHPより引用)
ただし、コナラやクヌギのドングリは"雄花が咲いたその秋には成熟する"そうです。
◎ドングリと椎の実は異なるのだそうだが・・
ドングリの中でも、マテバシイなどは毎年5月ごろに(俗に「花」と言っている)雄花が"試験管の掃除用ブラシ"が沢山集まったように出てきて、雌花はその近くに小さく"若芽のような姿で"目立たないように出る。受粉して秋になれば実となるが、まだ小さいからこの秋に地面に落ちる成熟したドングリではない!
実は、マテバシイのドングリは「二年成」と言われて、”大人”になるのにあしかけ2年(正確には1年半)かかり、それが地面に落ちる!というライフサイクルなので・・今年拾えるドングリは去年の初夏に生まれたもの・・だそうです。
↓今年の実と去年生まれの実が混在(横浜市児童遊園地のHPより引用)
ただし、コナラやクヌギのドングリは"雄花が咲いたその秋には成熟する"そうです。
◎ドングリと椎の実は異なるのだそうだが・・
大きな違いは、ドングリは「茶色」でかつ「頭にベレー帽のような帽子」別の言い方では「お尻に袴またはパンツ」を着けている。
椎の実は形がマテバシイのドングリに似ているものの「ほとんど黒に近い茶色」でかつ帽子(袴)ではなく「襟を立てたような衣」をつけている。
・・ということですが、それなら”「シイ」という名前がついたマテバシイの実がドングリとされる”のは、これ如何に?
ここで、椎の実の話からの”飛話”
私がかつて住んでいた町の現在名は豊島区南長崎ですが以前は椎名町と称していて、通った小学校の名も椎名町小学校でこの名称は現在も存続。つまり、「椎」に縁がある上になんと・・
私がかつて住んでいた町の現在名は豊島区南長崎ですが以前は椎名町と称していて、通った小学校の名も椎名町小学校でこの名称は現在も存続。つまり、「椎」に縁がある上になんと・・
この現物が私の手許にまだありますが、中身は当時の全学年の生徒の作文や(防火週間などの)標語の中から優秀なものに絞られ、たいていは一人一点採用されて掲載されるところ、特別に3点採用されている生徒がいます。それがかつて私がブログでも紹介したことがある”与謝野晶子の妹の孫である江森栄里子”で、さすがにその文章は抜きん出てすばらしく、当時4年生にして”才能あり”で感心します。
江森(尾崎)栄里子紹介編→ http://lddesigneruk.livedoor.blog/archives/4443904.html
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※ドングリの中でも「マテバシイ」や「スダジイ」はそのまま生でも食べられ、勿論、炒ったり、煮たりしても食べられるが、その他の多くの種類にはタンニンが多くて、煮るなどしてアク抜きしないと食べにくいそうです。
そう言えば、我が町では数カ所ある公園の植栽のみならず街路樹もマテバシイなので、もしこの時期に大災害があったら避難指定場所とされている公園などでは、ドングリが緊急食糧に補填できそうですがいかがでしょうか?
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