徒然G3(ツレヅレジイサン)日話秘話飛話

兼好法師ならぬ健康欲しい私がつれづれなるままに お伝えしたいこと綴ります。 時には秘話もあり!

    ジャンルは不特定で硬軟織り交ぜながら 皆様に何かお役に立てば幸いです

    2020年04月

    今からちょうど50年前の1970(昭和45)年3月から半年間にわたって大阪で“日本万国博覧会(通称:大阪万博)”が開催されました 

    私は当時 関西勤務でしたから期間中に3度 見に行きました 世界77か国が参加して117のパビリオンで多様なモノの出展がありましたが その中でも最大級の“目玉”は米国館の“月の石”でした

    先日(4月17日)にBSテレ東の「発見ニッポンの100年」という番組で懐かしい映像がいくつか放映されましたが その中でこの大阪万博もとりあげられました

    さて そこで私の思い入れが強い”ある展示物”が出てきました それは・・

    ◎人間洗濯機(ウルトラソニックバス)

    これは当時の三洋電機が展示実演したもので 人間洗濯機に入った人の体を気泡噴射して洗いながら お湯の中のマッサージボールが肌を揉み 乾燥まで全自動で行うというものでした 

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    ↑人間洗濯機(全体)・・頭だけ残して中に入る↓
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    これを私は面白いと思いましたし人気も高かった しかし実際は人間洗濯機の中のイスに座ったお尻の部分の乾燥に難があったそうです 

    それでも万博終了後は あるラブホテルが採用したという噂も聞きましたし 前述のBSテレビ番組の中で「この人間洗濯機の技術は現在の介護入浴機器に応用されている」という説明がありました 

    人間洗濯機は現在でもネットでは話題にのぼっていて「これは欲しい」という声がある一方で「洗髪機能が無い」というつっこみもあります 

    ちなみに私のブログの2018年9月19日の
    「ジャグジーの40年前の元祖の姿を知っていますか?!」の中で“ジャグジー社が最初の気泡風呂を1968年に発売した”と書きましたので三洋電機が同様の気泡噴射風呂を同時期に考えていたことになります

    ◎マッサージに使われたボールを私はもっています

    稼働中は気泡を含んだジェット水流とともに多数のマッサージボールが肌に軽い刺激を与えます
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    ↑お湯の中のボール(上記3枚の写真はBSテレ東の番組より)

    このボールの実際は500円硬貨より少し大きい“金平糖のような形”のゴム製 

    私はこれを3個 万博終了直後に ある縁で入手したもので 今 手許にあるボールを触ってみると 50年を経た表面は硬くなり少し粉っぽいのですが全体ではまだクッション性は残っています 
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    ↑マッサージボール(左端は500円硬貨)

    このボールは万博の半年の会期中に人間洗濯機に入ってデモンストレーションしたモデル嬢の肌をマッサージしたわけで そう思うと何やら感慨深いもの!

    しかし終活を始めた私は このボールを処分するつもりですが ひょっとすると必要な人がいるかもしれませんね メルカリ使うことも検討中!

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    ◎蛙がクルマの床下にポコンポコンとぶつかる?!
    私の住んでいる所に近い田んぼでは 毎年ゴールデンウイーク前後に田植えが始まります そのために4月に入ると田に水がひかれ それを待っていたかのようにカエルの合唱が始まり 今年も聞こえてきました
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    田植え前に水をはった田んぼ(2020.4.23撮影)
    そこでヨミガエル記憶が・・昔 5月頃だったかのある日 播州平野または播磨平野と呼ばれる一帯に属する兵庫県のやや中央部で田んぼに挟まれた道路(幅5メートルくらい)をクルマで走行中に ふと気が付くと前方に“人間の拳の半分くらいの石がその先200メートルくらいにわたってびっしりとばらまかれているような光景”が現れ まるで“砂利を積んだトラックが横転してこぼしたような”感じです 

    しかし近づいてみると それは“無数のカエル”と気が付きました(今調べてみたらアオガエルよりは大きいシュレーゲルアオガエルかモリアオガエルのようです)
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    石をばらまいたように蛙の大群が・・
    さて走り抜けるには カエルにはかわいそうだが そのまま行くしかないので 進みだしたところ 驚いた蛙が飛び跳ねて 走るクルマの床下にぶつかって“ポコン・ポコン”と音をたて その数20回くらいでした 

    私にとっては1回きりの珍しい経験でしたが 後から考えると“あの時に蛙たちに向かってクラクションを鳴らしライトを点灯してから進行すれば 犠牲は少なかったのではないか” と悔やまれます・・合掌

    ◎交通事故死少ない犬だがクルマと衝突は結構ある!
    事故死が猫より格段に少ない犬(私が目撃した例では猫100に対して犬は1の割合)ですが 私の経験から言えば“犬の場合は死なないけれどもクルマにぶつかる数は少なくない”というのが実感です 

    というわけで実体験を少々・・私が運転中のクルマの前方約30メートルを 中型犬が道路の左端から右端に向かって走りだしましたが道路中央まで行ったところでクルマ(私から見れば対向車)が向かって来たのを見て その犬はそこで止まらずにあわてて もと来た方向へ引き返して走り出したから私のクルマの正面にぶつかりましたが不幸中の幸いで車輪と車輪の間から逃げて行きました 
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    当方の損害はナンバープレートの折れ曲がり!

    またある時は クルマどうしがやっとスレ違える細い道路を進行中に左横の建物と建物の間から急に大きい犬が飛び出してきたので 急ブレーキを踏んでも間に合わずにクルマの左前部に衝突しました ボコンという音がしましたが犬はキャンと泣いて逃げて行きました 


    当方のクルマのボディ左前部の鉄板(フロントフェンダー)は曲がって外側に膨らんでしまいました 

    前出の”道路中央で急な後戻りをした犬”とまったく同じ行動をした猫も見たことがありますし 道路への飛び出しの危険は子供や高齢者にもあるので 以後私は“急な飛び出しがある可能性がある道路”の走行時はスピードを控えめにした上で 特にブレーキに即反応するよう身構えています 

    ただし全く予想もつかない“飛び出し”もありました それは東名高速道路で神奈川県内を走行中に突然 道路右端から左へ向けて大型犬が横切って走ったのです この時は衝突を免れましたが 冷や汗をかいたものです 
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    今回は冬に体験したこと2題です
    ◎突然の道路一部凍結でクルマ180度スピン!
    ある年の正月の寒い朝 私は山間部を走行中 ある場所にさしかかったところクルマが突然スーっと滑ったので慌てて急ブレーキを踏んだ結果 見事にクルマが180度向きを変えてから停車しました 

    路面をよく見ると脇の崖から流れ落ちた湧き水が幅約5メートルにわたって路面上で凍っていました
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    クルマに詳しい方なら この事態はABS(アンチロック ブレーキ システム)機能が装備されたクルマなら回避できただろうと思われるようでしょう そうなのです 当時の私が運転していたクルマにはその装置が付いていなかったのです 

    しかしながら 最初から凍結した道路の走行を意識しながら運転するのではなく 普通の状態の道路を走行中に急に一部だけが凍結した部分に遭遇する場合は やはり慌てると思います しかもその時の道路は山道のカーブの途中だったので 対向車が向かってくることも見えにくかったのですが 幸いにも対向車が来なかったので大事には至りませんでした 

    というわけで 冬季の山間部の湧き水などによる一部だけ道路凍結には注意

    ◎夜間降雪時走行のヘッドライトで前見えず!
    夜間しかも雪がちらつく中 名神高速道路を関西から東に向かって走行中 岐阜県あたりにさしかかって雪が激しくなってきたのですが それまで何とか前が見えていたものが “降る雪が まるで映画館の白いスクリーンのようになって 視界を遮るようになってしまいました” 

    このまま走行するのは危険でしたが その“白スクリーン発生”原因は“クルマのヘッドライトが雪にまともに反射している”ことにあると気が付いたので ライトの光を弱めるために いわゆる“スモールライト”にしてみました 

    そうしたらなんと “白スクリーン状態が消滅”して前が何とか見えるようになった
    ので 以後の降雪中はそのまま走行できたのでした 

    勿論 激しい降雪では走行続行は無理でしょうし 高速道路はすぐに封鎖されますが
     場合によっては この“スモールライト点灯走行”が役に立つでしょう ただし 信号がある一般道路では この走行方法は危険でしょう

    ◎蛇足ですが・・
    大阪万博開催年であり まだトヨタの「新型コロナ」も走っていた1970(昭和45)年 つまり今から丁度50年前に東名神高速道路を夜中の3時ころに走行していた時のことです

    ふと気が付くと自分が運転しているクルマの前と後ろに1台も走っていないということがありました
    夜中ですから前後真っ暗という状態でした 

    現在 夜中の3時頃といえば大型トラックに取り囲まれながら走る状態で まさに隔世の感です
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    コロナ禍で自宅がテレワークオフィスとなっている家庭では すでに色々な問題が出ているようです(反対に良い面も報告されていますが ここでは省略) 
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    コロナによるテレワーク自宅現場の一例(NHKテレビから)

    例えば「休校の子どもたちがいるのでうるさくて集中できない」

    「妻が同業他社勤務なのでセキュリティ保持が難しい」

    「ストレスが溜まってDVになった(対配偶者 対子供)」

    果ては「コロナ離婚」など・・ 

    その上“猫を飼っているウチ”ゆえの問題も発生しています

    ◎おウチの猫による困った例 
    TV報道によると・・猫が「パソコンのキーボードにおしっこをした」

    「キーを踏みデータがメチャクチャになった」

    「パソコン作業中に猫が かまってもらいたいのか 手を出してきて邪魔をする」など

    これを機会にネットをみたら すでに”テレワークと猫の問題”が沢山でていたので驚きました

    丁度 私の”新聞スクラップ”整理をしていたら 2013年4月21日の
    朝日新聞の記事が出てきました タイトルは「ペットと家電 思わぬ事故」これによると犬も猫も大事を起こしているのですが 注目すべきは”猫のおしっこによる家電の火災発生”が多いことです 中でも”家庭用ファックス”が多く その他”プリンター”にも起こっています メーカーでは「少々の油や水には大丈夫なように作ってありますが 猫の尿の中の塩分が悪影響を及ぼします」という記事内容です 

    ファックスや”プリンターは紙の出入り口など開口部があるので完璧な防水は無理でしょうから ユーザー側の注意が必要になるわけです
      
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    私が過去に仕事上で“家庭生活実態訪問調査”を30年間に50~60回ほど行った中には 

    愛猫家のお宅ゆえの苦労と対処が見られました 例えば・・

    猫が「ファクス付き電話器の上に乗ってダイヤルキーなどを押しまくる しかもその上でうずくまって“長押し状態のキーも出る”始末」・・この原因は ファクス付き電話器が普通の電話器より大きくて 乗っかり易く しかも待機電力で若干暖かいので猫にとっては好都合というわけです
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    そこでこのご家庭ではファクス付き電話器全体を覆う“透明アクリル樹脂板で作った箱”をかぶせて対処していました 

    また別のお宅では 洗濯機の操作パネルの上に猫が乗って 洗濯機が勝手に動きだした事件が起きたことがあり 買い替え時には「現在多くの機種がプッシュ操作パネルがほぼ水平で天をむいていますが なるべく操作パネルが立ち上がって(起き上がって)いて 猫が乗れないような機種を苦労して探した」そうです 

    ◎猫の数は犬より多い!
    現在の日本国内での“飼い猫”の数は964万9千匹 

    “飼い犬”は890万3千匹なので犬より猫が多い ただし“猫飼い世帯数”は553万9千“ ”犬飼い世帯数“は715万4千なので 犬を飼っている世帯のほうが多い
    (平成30年 ペットフード協会調べ)

    ちなみに猫と犬を合わせると1855万2千匹 これは日本の15才未満の子どもの総人口1541万4千人よりも多い数  つまり日本では子供の数より犬猫の数のほうが多いわけです

    ◎我が家の“野良猫による被害”状況!
    現在 我が家の周囲には野良猫が推定4匹いて 敷地に無断侵入して闊歩し ひなたぼっこをしたりしていますが それだけでは済まないのが・・

    1)糞尿・・毎月1回以上 糞はたいてい庭の芝生に しかし玄関ドア開けて一歩踏み出したら踏んでしまうところだったような場所のこともあった 尿は倉庫のドアにふりかける 

    2)家宅侵入して生ゴミあさり・・ある夏の日 我が家の網戸を自分でズリ開けて屋内に侵入して台所の生ゴミをあさっていた 

    3)クルマのエンジンルームの中に潜んでいたこと数回・・これは猫がよくやる行為らしく最近では「エンジン始動する前にボンネットをコンコンと叩いて もしも猫が居たら追い出すことを習慣にしている」という人もあるくらい 

    4)出産・・ある日 庭の物陰に5~6匹を産んでいた 

    5)猫が猫の葬式をしていた・・母親と子猫4匹だったか?で 死んだ子猫を丸く囲んで弔いをしていた(庭の板材の上で) 

    6)庭の瓶の中で飼っていた金魚を食べてしまった 
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    ・・という“糞害に憤慨”するだけではおさまらない困った状況ですが それに加えて・・

    私が現在地に住んで約40年 郊外でも里山近くという環境でクルマを運転していて 交通事故にあった100匹以上の動物の姿を見ていますが そのほとんどは猫です(他は若干のイタチ?とヘビ)・・

    というわけで 野良猫を是非つくらないようにしてほしいものです 

    ◎日本独特方法で聖火を維持管理したらいかが!?
    ギリシャから受け継いだ聖火を来年の五輪開催まで日本で維持管理するために 現代技術による常識的な方法がとられると同時に 不測の事態に備えていくつかに“分火”されるでしょう 

    そこで提案ですが・・ “分火”の一つを日本独特の伝統的な方法で維持したらいかがでしょうか 

    火を燃え続けさせている例でよく知られているのは米国のアーリントン墓地に眠る故ケネディ大統領(JFK=第35代 1963年11月22日暗殺)の墓に添えてある「永遠の炎」(Eternal Flame)で 消えることなく半世紀以上を経ていますが これには(よくはわかりませんが)ガスを常時供給するシステムになっているのでしょう
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    「永遠の炎」(Wikimapiaより引用) 
    わずか50年あまりの火・・まだまだ若い! 日本には一千年を超す火がありますぞ!

    ◎1200年間 火を守ってきた横大路家!
    日本には独特な方法で1200年も“火“を絶やさずに維持している所があります 

    それは福岡県糟屋郡新宮町にある横大路家(その住宅は通称「千年家」と呼ばれて現在の建物は17世紀後期から18世紀前期のもので民家として日本最古級)が守ってきたもので 

    伝教大師(最澄)が805(延暦24)年に(現在の新宮町に)独鈷(とっこ)寺を建立した際にこの家に滞在したお礼に”法火“として授けたものを かまど(竈)の中で絶やさぬように 毎朝火を焚き 毎晩残り火に灰をかけて 翌朝まで消えないようにするということを繰り返す苦労を1200年続けてきましたが 2011年に法火は太宰府の神社に引き継がれているそうです
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    「千年家」(写真は「じゃらん:横大路住宅」より引用)

    1200年間 火を消さなかった“かまど”
     
    ((株)システム工房のHP「横大路住宅」より引用)
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    ◎800年間 火を守る千葉家!
    岐阜県郡上市にある千葉家も800年間“火”を絶やさず守り続けています 

    「始まりは1221(承久3)年に火打ち石で いろりの火として点火されたもので 以来家訓により代々家長が受け継いで一度も消えていないそうです

    『いろり火を絶やさないコツは 朝起きたら 夕べの火種を掘り起こして 新たな炭を足して《おき火》をたくさん作っておくこと。昼間は灰をかけて その上から十能一杯分の籾殻をふりかけておきます。 そうすれば13時間くらいは大丈夫。 夕方も朝と同じように火を起こして同じことを繰り返す』(『』内は野見山広明氏のブログ「かんながらの道」www.caguya.com/kannagara/?m=201603&paged=2より引用)
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    千葉家のいろり(写真は「中広」社のHPより引用)

    ◎原爆による火災の残り火を消さずに75年!
    福岡県八女郡(現八女市)星野村の故山本達雄氏が1945(昭和20)年8月6日の広島原爆投下時には広島近郊の軍隊にいたので 約1か月後に広島市内に入り 被災して亡くなった叔父の家の焼け跡で残り火を発見した

    それを祖母(叔父にとっては母)のためにと思い 持ち合わせた懐炉に転火して故郷の星野村に持ち帰り 以後まずは祖母がその火を仏壇に灯して12年間守って死去したので その後は山本氏が囲炉裏や火鉢にも火を移して守った 

    その間計23年間は“その火”の存在は山本家以外には秘密にされていたものを あるきっかけで村中に知れ渡った結果 村民の要望によって1968(昭和43)年8月6日に建立された「平和の塔」の中に転火されて現在まで 広島での採火から75年灯り続けています 

    この火は「原爆の火」又は「平和の火」と称されて その後全国の学校やお寺などに分火されています(山本氏は2004年に亡くなられています)
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    平和の塔(八女市のHPより引用)
    ◎バイオ燃料と灰活用で火を守るサステナビリティをアピール
    前述の3例に共通するのは”薪または木炭を使い”かつ“火を消さずに静かに生かしておくためには灰をかけておく”という方法がとられていることでしょう これは“バイオ燃料を使ったサステナブルな方法”と言えます 

    この日本の伝統的でしかもエコなやり方で聖火(の分火)を維持することは(手間がかかるローテクだが)意義がありましょう 

    私も子供の頃は家庭での暖房と言えば 炬燵と火鉢であり それには木炭と灰を使っていたので 灰自体を作ることや “灰をかけて火をもたせる”こともよく行ったものです
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