今からちょうど50年前の1970(昭和45)年3月から半年間にわたって大阪で“日本万国博覧会(通称:大阪万博)”が開催されました
私は当時 関西勤務でしたから期間中に3度 見に行きました 世界77か国が参加して117のパビリオンで多様なモノの出展がありましたが その中でも最大級の“目玉”は米国館の“月の石”でした
先日(4月17日)にBSテレ東の「発見ニッポンの100年」という番組で懐かしい映像がいくつか放映されましたが その中でこの大阪万博もとりあげられました
さて そこで私の思い入れが強い”ある展示物”が出てきました それは・・
◎人間洗濯機(ウルトラソニックバス)
これは当時の三洋電機が展示実演したもので 人間洗濯機に入った人の体を気泡噴射して洗いながら お湯の中のマッサージボールが肌を揉み 乾燥まで全自動で行うというものでした
これを私は面白いと思いましたし人気も高かった しかし実際は人間洗濯機の中のイスに座ったお尻の部分の乾燥に難があったそうです
それでも万博終了後は あるラブホテルが採用したという噂も聞きましたし 前述のBSテレビ番組の中で「この人間洗濯機の技術は現在の介護入浴機器に応用されている」という説明がありました
人間洗濯機は現在でもネットでは話題にのぼっていて「これは欲しい」という声がある一方で「洗髪機能が無い」というつっこみもあります
ちなみに私のブログの2018年9月19日の「ジャグジーの40年前の元祖の姿を知っていますか?!」の中で“ジャグジー社が最初の気泡風呂を1968年に発売した”と書きましたので三洋電機が同様の気泡噴射風呂を同時期に考えていたことになります
◎マッサージに使われたボールを私はもっています
稼働中は気泡を含んだジェット水流とともに多数のマッサージボールが肌に軽い刺激を与えます
↑お湯の中のボール(上記3枚の写真はBSテレ東の番組より)
このボールの実際は500円硬貨より少し大きい“金平糖のような形”のゴム製
私はこれを3個 万博終了直後に ある縁で入手したもので 今 手許にあるボールを触ってみると 50年を経た表面は硬くなり少し粉っぽいのですが全体ではまだクッション性は残っています
↑マッサージボール(左端は500円硬貨)
このボールは万博の半年の会期中に人間洗濯機に入ってデモンストレーションしたモデル嬢の肌をマッサージしたわけで そう思うと何やら感慨深いもの!
しかし終活を始めた私は このボールを処分するつもりですが ひょっとすると必要な人がいるかもしれませんね メルカリ使うことも検討中!
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