徒然G3(ツレヅレジイサン)日話秘話飛話

兼好法師ならぬ健康欲しい私がつれづれなるままに お伝えしたいこと綴ります。 時には秘話もあり!

    ジャンルは不特定で硬軟織り交ぜながら 皆様に何かお役に立てば幸いです

    2020年01月

    ◎ヒトはメモをとる生物

    「メモの魔力」(前田裕二 著:幻冬舎)という本が“2019年一番売れたビジネス書”だそうです 一方で「メモはとるな!」と主張する人もあり ともかくメモについて注目されているようですが・・メモをとる行為はヒトのみに当てはまるものでしょう ヒトのメモには“忘れること”に意識的に対処する働きがありますが 他の生き物はメモができないので 本能に組み込まれたメモ機能に頼ることになります 

    鮭は自分の生まれた川の匂いを自分の意識ではなく 本能で記憶して 一度大洋に出ても産卵のために元の川の匂いを頼りにまた戻ってきます 

    森に棲むリスは本能で木の実をあちこちの枯葉の下に隠しておくものの その内のいくつかの場所を忘れることが多いといわれますから リスの場合は場所記憶メモ本能は無いようです

    ◎優秀な人はメモを活用する

    アインシュタイン マルクス コッホ ドラッガー ロスチャイルドなど 挙げたらきりがないほどの優秀な科学者 思想家 大物起業家などを多く輩出しているユダヤ系の人たち

    ユダヤ人が優秀な理由はいくつか挙げられていますが その一つに 彼らは“とにかく頻繁に沢山「メモ」をする”・・と言われています 古今東西 ユダヤ人とは限らず偉人の中にはメモを多用したことで有名な人たちがいます 少々挙げてみると・・

    レオナルドダビンチ(鏡文字なので他人は即座解読不能) ニュートン ダーウィン ナポレオン(書きなぐりで他人には読解不能) エジソン ベートーベン シューベルト 福井謙一(ノーベル化学賞)

    https://communication-relationship-skill.com/post-3912参照

    メモの効用も多く語られていますが 言うまでもなく基本的には“忘れないため”であることですが 私は最近“あること”に気が付きました それは・・

    ◎メモ行為は目的により2大別・その一:生産的メモ

    頭に浮かんだ良いアイデア あるいは そのアイデアを導くための多様な要素の網羅や関連付け これらを文字や図で可視化する 今風に言えば“見える化”して記録する性格のメモ それは何かを生み出すためのもの

    発想ツールとして普及している「ブレインストーミング」「KJ法」そして「マンダラスゴロク法」などもメモの応用の一種とみることができます

    ◎メモ行為は目的により2大別・その二:非生産的メモ

    あることを忘れると自分(又は自分が関係する人や組織)の行動や生活に悪影響がでる 場合によっては命にかかわる・・という事態になることを防止・回避するために 忘れてはいけないこと 間違ってはいけないことを記録するメモ・・例えば“人と会う約束の場所・時刻”“旅先での買い物金額”など・・しかし私がこの“非生産的メモ”の存在を強く意識した背景には 最近の“某国から流される映像”があります それは その国の最高位者がコメントを発する現場で その人を取り巻きながらメモをする人達が大勢いるシーンで これが非常に多いのです その人達のメモの目的は 最高位者の口から発せられた言葉を正確に覚え その言葉内容と異なることを口にしないようにしたり 内容から外れた行動ととられることを回避するためで そうしないと自分の地位は危うくなり 場合によっては自分の命も危ない・・という状況に対処するためであろうから この場合のメモはおよそ生産的とは言えないものでしょう

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                          某国の“メモとりシーン”

    “非生産的メモとり”は某国だけではありません 日本でもワンマンな経営者の会社の中でも見られることがあります また学校教育現場での教師の口述内容と黒板への書き込みを 生徒が単にノートに書き写すだけなのは先述の某国の例になにやら似たところがありますが ノートへの書き込みは意識的に工夫すれば 将来の生産的素材になるポテンシャルをもつメモともなる点で少し性格がちがいますが・・

    ◎“枕上(ちんじょう)”メモの取り方の新方法

    昔から“良いアイデアが出やすい 物事を考えやすい場”として「馬上 枕上(ちんじょう) 厠上(しじょう)」と言われてきました

    「馬上」は馬の背に乗り揺られながら 「枕上」は“夢の中で” “夢うつつの中で”“目覚め直後で” 「厠上」はトイレで・・(詳しくは 私のブログのアーカイブ欄の2019年2月の中の2月13日発信分を参照ください)

    「馬上 枕上 厠上」ではいずれも 頭に浮かんだことをメモする用意が無いものですが 中でも「枕上」は性格上“考えついたことがすぐに消えてしまう欠点”がありますから 枕元にメモ用具を常備する人もあるようですが これからは“スマートスピーカー”や“スマートウォッチ”などの音声録音機能を活用するのもよいのでは・・

    それとも“音声簡便録音機能が付いた目覚まし時計”があればよいのでしょうが・・これは市販されているのでしょうか?

    ◎メモ用の書き込み文字は・・

    メモの機能は“自分の頭に浮かんだことを文字や絵で可視化して一時的に何かに記録する“ものですが 一般的には紙に記することが多いものです そこで使われる文字はと言えば・・読めればよいもので きれいに 丁寧に書く必要はありません

    そこで私の脳裏に浮かぶのは“東大生は字がきたない”ことです もちろん全ての東大生に当てはまることではないでしょうが・・ 昔 隣家に来ていた東大生のアルバイト家庭教師は“びっくりするほど字がきたない”と言われましたし 最近でも東進ハイスクールの名物教師の林先生はご自身も東大出身ですが“東大生には字がきたない者が非常に多い”と述べています

    これは何を意味するかというと・・メモやノートは その目的が大切であり そのためには字をうまく書いたり きれいに書くことは意味がなく むしろ字の体裁に神経を使うのは邪魔な行為である・・という自然発生的な結果なのでしょう こうして 頭脳回転効率が上がり 成績も良いことになるわけです

    前述のように“ナポレオンのメモは書きなぐり”だったそうです!

         ・・・・・・・・・・


    ◎不思議!缶開けずに中身がなぜ消えた

    先日 実家の整理の際に リュックタイプの非常袋の中から “プルトップを引き開けていないのに中身が消えているキリンレモン缶”(250ml)が3個出てきました これには驚きました なんでこうなるのか?

    缶の底部に製造年月日とされる“5819”の数字があるが解読不能なので キリンビバレッジ社に問い合わせた結果「この缶は1973~1985年まで製造したものであるというところまでしか教えられない」という回答なので 少なくとも35年以上前のモノということが判明しました

    ということは・・恥ずかしながら・・実家の者が 今で言う“ローリングストック=常時新旧入れ替え”をしていなかったのです

    缶にへこみや傷は見当たりません また目視できる穴もありません しかしルーペ(25倍)で見ると 穴らしきものは見えないものの どこかに微細な穴か亀裂があるのでしょうか そこからキリンレモンの液体と炭酸ガスが滲出して その成分が乾燥して茶色くなったような部分がかすかに見て取れます

    以下3枚の写真が このミステリー缶です
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    この缶は いわゆるオールアルミニウムの2ピース缶で本体と上蓋部が接合されていますが 3缶ともその接合部から漏れた形跡はありません・・

    内容物の原材料名を見ると酸味料が入っています ということはアルミが中身の酸性物で侵されて微細な穴か亀裂ができたと考えざるを得ません とすれば・・こうなる以前の段階で中身の飲料にアルミが溶出しているのではないでしょうか だとするとこれは キリンレモンだけではなく内容物が酸性のモノは全て当てはまりそうです

    アルミの素地のままであれば 昔に多かった“日の丸弁当”では ”アルミの蓋が梅干しの酸で穴が開いた”という話が聞かれました 一方でアルカリ性の強いものにもアルミは溶け出すので これを知らずに アルミ缶に強力洗剤を入れていて穴が開いた事件が過去にありました アルミの表面にアルマイト処理をして耐酸性 耐アルカリ性になりますが これも絶対ではありません

    今回見つかった“未開封なのに空のアルミ缶”の生地の処理は不明ですが 現在は缶のプレス成型後に缶の内側に保護被膜ができるような物質をスプレーして処理しているのが主流のようです さらには缶内面をより安全なPET樹脂膜で覆う処理も出てきています

    ◎やはりアルミによる脳への影響は否定できないようだ

    25年ほど前から新聞などで“アルミが人体に入ると脳に影響を与えてアルツハイマー型認知症になる”という情報が出てきました その影響で “既に米国ではアルミ製の鍋など調理器具を売っていない都市がある”とも

    紹介されました しかしその後WHO(世界保健機構)や日本の厚生労働省 そして軽金属協会なども“アルツハイマーへのアルミ影響説否定”の見解を出したものの いずれもアルミがシロと断定はできていません

    その後 アルミの単独作用でなく他の要素との複合結果説も出たり その他“アルミが神経系統へ悪影響及ぼす”説も出てきました これらの件に関する数々の実験や調査が行われた結果に基づき 研究者たちの中では否定派と肯定派が存在する状態になっています したがってアルミがクロとも断言できません

    そこで“疑わしきは ひとまず排除”すべきでしょう(これは日本の司法界での“疑わしきは罰せず”の反対の対応と言えるのでしょう) ※詳しくは・・「船瀬俊介氏のコラム」の・・min-voice.com/aluminum-cans-juice-4863.html や 「臨床栄養士のひとり言」・・ https://nutmed.exblog.jp/4547976/などを参照下さい

    確かに我々は日常の食事を通して食材が元来含有している微量のアルミを取り込んでいるほか 水道水にも河川水浄化の過程で使われるアルミからの溶出分も摂取 また胃腸薬の多くに含まれているアルミ化合物を摂っている そしてアルミの鍋やフライパン アルミフォイルなどに 酢を含んだモノ 塩気の多いモノなどを長時間入れているとアルミが溶け出しているそうです 微量のアルミ摂取は体外排出によって問題なさそうですが“塵もつもれば・・”で摂取頻度高ければ要注意でしょう

    同様に鍋やフライパンに対して金属製のお玉杓子やフライがえしなどで傷つけるのも要注意 ついでに・・中性洗剤でないアルカリ洗剤に鍋などを浸け置きしてもアルミは溶出します

    ◎海洋プラスチック発生防止のための金属缶だが

    現在 海洋プラスチック マイクロプラスチックは環境問題を起こしているので 飲料容器ではPETボトルから缶への移行が始まり 今年2020年はそれが加速すると言われます

    従来の缶は一度開缶すると蓋ができずに飲みかけを一時保存したり 持ち歩くことなどが出来ないタイプが多かったが スクリューキャップタイプの登場でその欠点が解消されたことも普及に拍車をかけるでしょう しかし先述のようにアルミの疑わしき部分にはメーカーもユーザーも注意が必要です

    例えば・・スクリューキャップを頻繁に回して開け閉めする結果 缶の凸ネジ部とキャップの凹ネジ部の摩擦摩耗によるアルミ微粉の発生の可能性は無いのでしょうか?・・

    その心配を回避したボトルは登場していますが キャップがPP(ポリプロピレン)製なので いわばアルミ・プラのハイブリッドと言えるのでしょうが プラスチックが一部使われているので 甲乙つけがたい状態です

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          Buerkle社製ボトル(本体PP:アルミ/キャップ:PP)


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    昭和時代(30年代ころまでか?)のお正月 子供たちの遊びの定番は・・凧あげ 羽根つき コマまわし かるた すごろく そして福笑いなど

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    ◎お多福(おかめ)さんが家じゅうにあるお宅は・・

    福笑いに使われる「お多福さん」の顔ですが これにまつわる ちょっといい話を ある方が(雑誌だったか新聞だったかで)紹介されていました それは・・

    「知り合いのご一家の人たちは 皆さんがいつも にこやかで おだやかなので 感心していました ある機会にそのお宅を訪問したところ そのワケがわかりました 

    家の玄関 部屋 廊下などいたるところに お多福さんのお面や絵が飾ってあり それもよく目につくような位置にあるので・・なるほどと納得しました

    そう この家で暮らしていると常にお多福さんの笑顔に対面するので 乱れた心 卑しい心 苦しい心の自分を反省して正したり癒されたりすることが習慣となって おだやかさが身についているのです」・・というような内容でした

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    ◎我が家では子犬の置物が・・

    このお多福さんの話を知って以来 我が家でも見習いたいと思うものの “言うは易し行うは難し”で かろうじて行っているのが・・

    毎朝晩に向かう洗面所の鏡の前に“かわいい子犬の一対の置物”を目につくように下の写真のように置いて ちょっと心に響くようにしています これでも効果はあることを実感する毎日です

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    ◎凧あげで想い出すこと

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    私が育った東京都豊島区でも昭和30年代ころまでは まだ空き地がちらほら在りました その一つが 我が家に面してありました

    その空き地にまつわる話を 私のブログ発信第1号に綴りました

    それは 当時映画の名脇役女優として名を知られた“野辺かほる”さんのお宅がやはりその空き地に面して在ったのですが その野辺さんの二女の通称“かっちゃん”と その空き地の草むらで取っ組み合いをした苦い経験にもふれました

    (私のブログのアーカイブ欄の最初にあたる2018年8月分
    lddesigneruk.livedoor.blog/archives/2018-08.html を参照下さい

    さて その空き地では 冬 特に正月には近所のお兄さんたちが数人で凧を揚げていました それもただ揚げるだけでなく 色々仕掛けもしていて 例えば“紙で作った小さな風車のようなものを 上がっている凧の糸に 手元側で取り付けて放つと その糸を伝って風車は凧まで届く”というようなもので 今考えれば 宇宙ステーションに補給船が到達するといった感じでしょうか 今でも目に浮かぶものです

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    子年あけましておめでとうございます

    ◎こぼした涙で描いたネズミが!

    室町時代に備中(現在の岡山県)で生まれた雪舟(1420~1506?)幼くして禅寺にあずけられたが修行をおろそかにして 絵ばかり描いていたので 怒った和尚さんが彼を寺の柱に縛りつけたが しばらくして様子を見に行くと・・

    彼(後の雪舟)の足の指を噛みそうなネズミがいたので追い払おうとしたが逃げない よく見たら それは彼が流した涙で 足の指を使って描いたものだった 

    そこで和尚は彼の才能を認めて以後は絵を描くことを咎めなくなった・・という なにやら後付けの作り話くさいものの広く知られている部分がありますが 後に中国留学で絵を学び帰国後は独自画風の水墨画の大家となり国宝指定の絵を複数残している

    ◎外国で切手になった日本人の第1号が雪舟

    私は小学生時代に切手収集時期があり その中で雪舟の肖像が描かれた切手を2種類 手に入れていて60余年を経た今もまだ手許にあります 実はこの切手が”外国で日本人肖像が描かれた”最初のもので・・一つはソ連から もう一つはルーマニアから双方とも1956年発行ですpostage-stamp-sessyu

                              左がソ連発行 右がルーマニア発行

    しかし当時は“なぜ雪舟なのか”“なぜ共産国の発行なのか”そして“なぜ2種ともSESSYUではなくTOYO ODAなのか”疑問を抱きながら現在に至り 今回これを機会に調べてみたら・・

    ・1955年に”世界平和会議”という機関が”世界10大文化人”を選定した その一人に雪舟が入った

    ・同じく10人の中にソ連の旧体ロシア時代の作家ドストエフスキーが含まれていた

    ・雪舟は”小田”姓の武家の生まれであり いみな(生前の本名を呼ぶことを避けるために 死後につけられた名)を“等楊”と称された

    ◎日本の“文化人切手”

    前述の雪舟の切手発行より前の1949(昭和24)年~1952(昭和27)年に 我が国では 日本人18人を選定して“文化人切手”が発行されていました 

    野口英世 福沢諭吉 夏目漱石 坪内逍遥 市川団十郎(9代目) 新島襄 狩野芳崖 内村鑑三 樋口一葉 森鴎外 正岡子規 菱田春草 西周 梅謙次郎 木村栄 新渡戸稲造 寺田虎彦 岡倉天心

    近年1992(平成4)年から2004(平成16)年にかけて“第二次文化人切手”も発行されました 選らばれた人たちは・・伊能忠敬 川端康成 与謝野晶子らの31人

    私は最初の文化人シリーズの18人の切手は全部集めて揃えましたが 近年の文化人切手(31人分)は数人分しか持っていません


    ◎日本の芸能人で切手になった人は?

    いわゆる文化人が切手になる例は多いものですが 芸能人が対象になることは少ないですがあります・
    美空ひばり 石原裕次郎 は日本で発行
    ですが
    misora

    yujirou

    外国発行例としてはリベリアから三波春夫 そして中米のグレナダからはなんと南野陽子切手があり これが1988(昭和63)年に発行された当時は日本人の誰もが「何で南野陽子?」と不思議に感じたものです

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