高齢者の志向・行動・生活・ウォンツ・ニーズ(

※ブログ引越しをやむ無き事情で致し 新天地での初登場なので 少し軽めに綴ります

 

◎「人生100年時代」の視点も大切だが・・

最近は「人生100年時代」という文言を非常によく目に・耳にしますが それは ある1冊の本の影響であることは明白です 
その本の名は・・
LIFE SHIFT-100年時代の人生戦略」 著者はリンダ・グラットンとアンドリュー・スコット 2016年発刊

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私は読んでいなくて語るのも恐縮ですが・・内容は・・

人生100年時代になれば 働き方 学び方 結婚 子育てなど 多くのことを変えなければ生き抜けない・・というようなことらしいですね

しかし 長い人生後半の行動を変えて生き抜くためにも ベースとなるのはお金と健康となるので それには銀行(信託銀行が多い) 証券会社 保険会社などがチカラになりますよ・・ということで 特にこの業界各社のパンフレットやホームページには 「人生100年(時代)」の表現が驚くほど多用されています

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 ↑三井住友信託銀行HPより
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  ↑三菱UFJ信託銀行HPより

 

また 関連して金融庁は各地でシンポジウムを開催 首相主導の・・「人生100年時代構想会議」も平成29年から始まっています

たしかに今後を見据えての戦略として人生100年視点は大切ですが

現在を生きる戦術も重要 さてその現在といえば・・

日本人の平均寿命は・・男性81.25才 女性87.32才(2018年分 厚生労働省発表)

 

2050年の日本人の平均寿命予測は・・男性83.55才 女性90.29才(内閣府発表)

 

この寿命伸び率で計算すると・・平均寿命100才になるのが男性は約260年後

 

それ故に 「人生100年」というのは現実離れ 確かに100才超の人たち「センテナリアン」は増加していますが 平均すれば まだまだ80才台です


これらに関連してのお話は長くなるので 次回以降に綴ることにして 
ここで話は飛びまして・・


◎人間の寿命は120才が限界か?

現在までの世界最高齢記録は122才ですが 科学的分析では・・『人間の寿命に大きく関わっているのは DNAの末端にある「テロメア」。

テロメアは細胞が分裂するごとに少しずつ短くなっていき、ある一定の長さまで行くと分裂ができなくなり その細胞は死を迎えます。

 

これが人が老いるメカニズムとされており、テロメアによって細胞分裂の限界は50回程度とされています


そのペースでいくと人間の寿命が120~130才までが限度となる計算です

 

しかし最近の研究でテロメアの長さを伸ばすことができるというテロメラーゼを作りだす遺伝子が発見されて これを活用すれば 人間の寿命も200~300才までに延ばせる可能性は出てきましたので今後の研究が待たれるところです』

『』内は・・「MEN-ZINE」(ウェブマガジン)

https://menzine.jp/trivia/teromea1561/より引用一部割愛


◎167才の人が本当にいたのか?

私が小学生の頃 切手収集していた時期に ある切手の話が雑誌で紹介されました

それは1956年コロンビア発行で それには167才というお爺さんの顔とともに 「長生きの秘訣は めんどうな問題にはタッチしないで コーヒーをよく飲みタバコをよく吸うこと」というような 当時のコロンビアの輸出用産品の宣伝じみた文言が記されているというものでした

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写真は平岩道夫氏の「切手よもやま話」から引用
しかし当時はこの例に限らず 世界中で百数十才という超高齢者の存在が語られていたものの それらはそもそも出生記録が不明確で信用できないものでした

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