徒然G3(ツレヅレジイサン)日話秘話飛話

兼好法師ならぬ健康欲しい私がつれづれなるままに お伝えしたいこと綴ります。 時には秘話もあり!

    ジャンルは不特定で硬軟織り交ぜながら 皆様に何かお役に立てば幸いです

    2019年02月

    ◎坂は心を振るわせ奮わせる
    古今問わず 坂はドラマを生み 絵画や小説を生み 文化を醸成してきました 
    坂を上る時も下る時も 目に入る風景は刻々と変化して面白く 坂の上から下を見れば 街や村あるいは自然風景が俯瞰でき それは見渡すということで一種の巨視的情報が得られる一方で 街の家々の一軒々々の暮らし 仕事に励む人それぞれの姿 行き交う乗物など こまごましたことにも思いをはせることができ 坂の下から上を望めば 何か新しいものが見える期待感が湧く 司馬遼太郎の「坂の上の雲」のように・・
    こうして 坂を介しての感動・高揚感や考察は人の心を奮わせます 
    その心の内を 感受性と表現力に優れた画家や小説家が作品に仕立て上げる例は多いもので・・坂の上から見た絵になる風景や坂そのものの絵画は多数あり また 坂を題材にする あるいは坂を登場させる小説  そして坂の名をタイトルに取り入れた小説も多いものです 歌川広重 岸田劉生 司馬遼太郎 石坂洋次郎の作品しかり・・
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    歌川広重 東海道五十三次「田坂」
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    歌川広重 東海道五十三次「庄野」

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    岸田劉生「道路と土手と塀」に描かれた切通しの坂     
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    佐伯祐三「落合風景
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           ↑石坂洋次郎原作「陽のあたる坂道」日活映画より

    ◎「民の かまど」
    坂の上からではないのですが 高所から家々の暮らしをうかがうという例で思い起すのは 「民のかまど」の逸話・・それは
    仁徳天皇が、ある日 高台に登って遠くを見られた際に 人々の家からは、食事準備のための煙が上がっていないことに気づかれ 「煙がたちのぼらないのは、貧しくて炊くものがないのであろう 都がこのような状態であれば、地方はなおひどいことであろう」と思われたので 三年間、税を免除しました。

    そのために朝廷の収入は無くなり 宮殿が荒れる中で 天皇も衣を新調されずに耐えられました

    三年がたち、天皇が同じ高台から眺められると 今度は、人々の家々から煮炊きの煙が盛んに立つ様子が見えたので 天皇がこのように言われた・・「高き屋に のぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり」

    そして、「私は豊かになった。喜ばしいことだ なぜなら 国とは民が根本である。 その民が豊かでいるのだから、私も豊かということだ」と言われ、引き続き、さらに三年間、税をとることをせずに、六年が経過してから課税を復帰させた

    そこで宮殿の修理をしようとされたらば 長年の免税を感謝していた人々は 進んで宮殿の修理に参加して すぐに立派な宮殿ができあがったといいます』『』内は 「美しく 樹つる 石が根」さんのブログより引用一部割愛
    ◎東京と大阪の坂のちがい 
    かつて私が大阪勤務(計10年)していたある時に上司(生まれも育ちも大阪)が ある時 会話の際に ふと 「大阪に文化が生まれにくいのは 坂が無いからや」と 自虐的?発言をされました 確かにこの「大阪」という地名表記は古くは「大坂」とされていたというにもかかわらず 東京に比べると坂が非常に少ない印象を受けますので 文化云々もむべなるかなでしょうが しかし大阪にも坂は沢山あります
    (当欄で対象にしているのは 東京でも大阪でも都市部の坂であり 両都府ともにある山沿いの坂は対象外とします)
    さて大阪の都市部には只一つ小高い場所である「上町台地」というものがあり これは大阪府南部の住吉大社のあるあたりから北へ向け(現在日本一高い建物「あべのハルカス」のある)天王寺を通り 長さ12キロ 幅2キロで細く半島のように伸びたカタチになっていて その台地北端に大阪城が建っています ですからこの上町台地の周囲には当然のように多数の坂があるわけです
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    図の中央の半島のようなものが
    「上町台地」その右薄青部分は古代の「河内湾」 
    左薄青部は古代の「大阪湾」
    atamatote.blog.fc2.comさんからの引用に追加記入
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    図の右が北で「上町台地」の北端に大阪城が建つ
    matomenaver.jpさんより引用

    しかし なぜ大阪には坂が少ない印象なのでしょうか それは 大まかな表現をするならば大阪の場合 ただ一つの高台である上町台地と 広く平坦な低地とを結ぶ坂だけにほぼ限られるからであり
    東京の場合は 西から東に広がる武蔵野台地において川による浸食で出来た谷底低地(窪地)”と”浸食されなかった台地部分の段差を結ぶ坂であるので この低地から見れば右と左の両方に坂(または崖)が存在することになり  東京の坂の数は大阪とは比較にならないほど多くなるわけです
    ※大阪の「上町台地」のような小高い所を 東京では「上野台」「本郷台」のように「台」と呼び それをまとめて「武蔵野台地」と称しています
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    大阪の坂は上町台地の東側と西側だけ
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    ↑東京の坂は 沢山ある谷(窪地)に一対ずつあり非常に多い  ※実際は「河岸段丘」という地形もあって坂や崖はより多い
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    ↑東京(武蔵野台地)は谷だらけ・・茶色部分が縄文時代ころの陸地 図のほぼ中央のお堀に囲まれた表現になっているのが現在の皇居で その前身の城を太田道灌が築いた頃はまだ海に面していました
    宮川典久氏の「スリバチとは何か」の「東京都心部の凸凹地形図」より引用
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    武蔵野台地東部 山手線周辺の地形模式図 市ヶ谷 四谷 千駄ヶ谷 渋谷など「谷」の付く地は やはり谷(窪地)になっています(五百尺智也著「歩いてみよう東京」の図に「地下水学会」が引用加筆したものを引用
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    次回は 坂の多い東京と文化の関係をみてみます

    ◎「馬上 枕上 厠上」(ばじょう ちんじょう しじょう)
    中国の北宋時代の欧陽 脩(おうよう しゅう:1007~1072年)政治家・詩人・歴史家ですが 「文章を練るのによい状況」としてあげているのが・・「馬上 枕上 厠上」・・それは・・
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      欧陽脩・『晩笑堂竹荘畫傳』より
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    「馬上」東海馬事苑HPより↑ 
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    「枕上」 
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    「厠上」
     
    「乗馬している時」「枕して布団に入っている時」「便所での用たし時」なのだそうで 「馬上」は「電車などの乗り物に乗っている時」と置き換えられます しかも 「文章を練るのによい状況」 というのは 「ものを考えるのによい状況」に置き換えられます こう考えれば この「三上」は経験上から誰もが納得できるものでしょう
     
    ◎外山滋比古 博士の説は三上・三中・三多
    英文学者にして言語学者 評論家 エッセイスト 文学博士 であり全日本家庭教育研究会元総裁でもある外山氏が1986年に上梓した「思考の整理学」はおよそ30年間に200万部以上も売れて 特に東大や京大などの大学生のあいだでベストセラーともなっていたそうですからこの本の内容をご存知の方も多いと思われますが
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    良い考えの生まれやすい状況を分類して提示されているのは・・
    「三上」 = 馬上・枕上・厠上
    「三中」 = 無我夢中 散歩中 入浴中
    「三多」 = 看多 做多 商量多 
     ・・であり 「三多」が分かりにくいのでくだいてみると・・看多 = 多くの本を読むこと 做多(さた) = 多く文をつくること(做は作の俗字) 商量多 = 工夫を多くして 推敲すること


    ◎ブランコ上/揺り椅子上/会話中/歩行中も
    「三上」 「三中」 「三多」 の他にも 私の経験上 思考のためになる良い状況・良い場としてあげることができるのは・・
    「ブランコ上」 = ブランコに座ってゆっくりと体を前後に揺すっていると考え事がよくできます・・映画やテレビドラマなどでも そのような設定のシーンがよく見られます 黒澤明監督映画の「生きる」での 志村喬演じる役所勤めをしてきた男がブランコに揺られながら それまでの人生と最後にやり遂げた仕事の意味を吟味しながら ゴンドラの唄を口ずさむシーンが眼に浮かびます         イメージ 8
    映画「生きる」から
    「揺り椅子上」=揺り椅子(ロッキングチェア)は座って自分で揺らせば これもブランコと同様な状況なので考え事がよくできます この経験ができる機会は多くはないと思いますがお勧めです (赤ん坊の揺り籠のように自分以外の人に揺らしてもらうと気持ち良すぎて眠くなりますが・・)
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    「会話中」 = 他人との会話の中では 新たな・自分には無かった情報が得られ 逆に自分の話・意見を口
    にする際には自分の頭の中の
    思考を整理する必要があることから 思考のためには有効 

    「歩行中」 = これも経験上 納得できる方も多いと思います ドラマなどでは 人が部屋の中を歩き回りながら考えるシーンは多く また考えを整理しながら言葉を選んで口述して それを秘書に筆記(現代ならパソコン入力)させるシーンも多かったものです 海外ドラマの「刑事コロンボ」の主人公は・・尋問などを終えての帰り際に数歩ばかり歩いたところでいつも もう一つ問いただしたい事を思い出すという設定のシーンが定番でした

    ※外山氏の提示について雑感
    ◎「三上」 「三中」 は・・思考や発想のためになる状況・環境提示であり 「三多」は・・思考や発想のための方法の提示
    ◎「三中」の中の「無我夢中」は 字面通りに受け取ると誤解が生じます・・と言うのは・・あまりにも あることばかり考えていると脳は疲れ 思いもつかないような情報が入り込む余地が無くなる危険性があるからで 外山氏自身もその本の中で・・「見つめるナベは煮えない』という外国の諺を紹介されて 何かを考え始めてから答えが出るまでは必死の努力よりもむしろ時間をかける方が大切で 早く煮えないかと頻繁に鍋蓋を開けていては いつまでたっても煮えないように 一途に考え詰めていると 良い考えは出ないものであり・・また「セレンディピティ予想外のものを発見することや 何かを探しているときに 探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること)は 脱線することで得られることがある」と言うようなことも述べられています 
     

    ◎「アルキメデスの原理」につながるヒント発見は まさに「入浴中」
    アルキメデス(紀元前287年頃~同212年)は古代ギリシャの数学者・物理学者・発明家・天文学者でした 
    ご存知のように「アルキメデスの原理」とは 流体(水など)中の物体は その物体がおしのけた流体(水など)の重さ(重力)と同じ大きさの浮力を受けるというものですが そのヒントになる発見をしたのが入浴中だったと言われ・・そのいきさつは・・


    ある時 アルキメデスはギリシャの植民地シラクサの王であるヒエロン2世から「金細工師に材料として純金を渡して作らせたこの王冠が その純金だけでできているか調べよ」と言われ

    王冠の質量(比重)を調べればすぐ分かることだが そのために王冠を溶かして体積を測れる形にしてしまうわけにもいかず ちがう方法を見つけるのに苦慮していた中で 気分転換に風呂につかっている時に 浴槽からあふれる湯を見て ひらめいたアイデアが・・水を満たした容器に王冠を沈めた場合金細工師に与えたのと同じ量の金を沈めた場合“それぞれ溢れる水の量を比べて同じなら王冠は純金のままであり 金に質量(比重)の小さい銀や他の金属を混ぜたならば (王様から預かった金と同じ重さにするために) 王冠の大きさが大きくなって 溢れる水の量も多くなる・・ということ


     このアイデアがひらめいたアルキメデスは思わず「Eureka」(ユーレカ※=「私は見つけた」「私は分かった!」の意)と叫んで裸のまま街に飛び出したそうです
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     入浴中の考えるアルキメデス
     

    現在このエピソードが「アルキメデスの原理」発見時の状況として語られる事が多いのですが 原理を導き出したのはその後のことであり つまり間違った話が流布されているわけです

     

    Eurekaの表現としては「ユーレカ」以外に「ユレカ」「ユーリカ」「ユリカ」「ユウレカ」「ユリイカ」などが使われていますが 最近はNHKテレビ番組のタイトルにおいて「(又吉直樹の)ヘウレーカ」
    という表現も使われています

     
    ◎「思考・発想のためになる状態」考
    ・身体と脳が弛緩しながら揺れる状態・・「馬(乗物)上」「ブランコ上」「揺り椅子上」
    ・身体と脳の血の巡りが良い状態・・「入浴中」「歩行中」
    ・視覚上の邪魔が入らない状態・・これについてはNHKのテレビ番組の「チコちゃんに叱られる」の昨年9月(今年2月にも再放送)に・・「人は考える時になぜ上を向くか」という質問への答が 『考える際に 目から入ってくる「余計な情報をシャットアウトするため」に 何も無いような天井や空を見上げる』というもので これが参考になります この理屈からすると・・「枕上」では あお向けで天井を見ることが自然に多い状態 又は目覚めていても目を閉じた状態では 余計な視覚情報は無い状態 「厠上」では空間が狭い上にモノが無いので視覚上の邪魔が少ない状態 「ブランコ上」「揺り椅子上」では目には映像が入っていてもそれが  揺れ動くために視点を定められないことが多く 結果として視覚上の情報としての認識がなされない状態
    ・通常とは異なる視点でモノが見える状態・・「馬上」 初めて乗馬する人が よく口にするのが・・「(またがると)高い !」・・こうして高い位置から 普段とはちがうモノが見えるようになります 
    「三多」の中の「看多」は 以前のブログに綴った「獺祭」 (だっさい)が これに当たる例の一つでしょう 
     
    ◎メモも大切
     外山氏もメモの大切さを説かれていますが ユダヤ人に優秀な人が多いのはとにかくメモを重視し活用するからと言われます 
    シルバー川柳に「寝て練った 良い句だったが 朝忘れ」というのがあるそうですが 高齢者でなくても 特に「枕上」で得られたアイデアはメモが大事でしょう
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    ◎スズメとカラス
    スズメは都会から里山にまで 私たちはよく目にしますが 言い方を変えれば スズメは人が住まないような所には居ないそうです 「雀のお宿」になっている近所の竹林では スズメのものすごい大合唱がよく聞こえます
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    ご飯を食べるスズメたち 

    ・減少傾向のスズメ
    身近で多く生息するように見えるスズメですが 実は数が減っているそうです
     
    減少原因(1)
    野生(本来)のスズメのヒナの生存率が低く余命半年以下のヒナが多いようです
    私の家の周囲でも この1年に地面に落ちている“死んだヒナ”を2回見ました その内の1回は台風並みの風が吹いた翌日に見つけたもので 多分 巣から吹き飛ばされたのでしょう しかしながら うまく育てば もっと寿命は長いようで・・野生のスズメでは6年生きていた記録があり 飼育記録では 15年というのがあるそうです
     
    減少原因()
    天敵のカラスによる捕食・・他の猛禽類やネコも天敵ですが やはりカラスにやられる率が高いでしょう 私は実際にこの目でカラスがスズメを捕食する様子を見ました それは数年前のこと実家の庭をガラス戸越しに見ていたところ・・ヤマモモの木にスズメ10羽以上がとまっていたのですが 1羽のカラスが一度近くの塀の縁にとまって・・(後から考えたらこの時カラスはスズメへの突撃方法や侵入角度などを計算していたのだと思いますが)・・その後一度その場を離れて2~3分後に突然カラスがヤマモモの茂みに猛スピードで突入したのです スズメたちは四方八方に素早く逃げ飛びましたが そのうちの1羽はよほど慌てたとみえて 私の方のガラス戸に思い切りぶつかりました 気が付くとカラスは1羽のスズメをくわえて隣の家の2階の屋根の上に行きスズメの羽をむしってから食べ始めました これも自然の摂理 弱肉強食の一例でしょうが やはり衝撃的光景でした
     
    ・スズメは「鳥獣保護法」で守られています
    完全に捕獲禁止ではなく 捕獲許可期間が11月15日~2月15日 しかも公道上での捕獲は禁止だそうです
     
    ・スズメの土浴び・・水浴びは珍しくもないのですが 土に直径10~15cmの浅いすり鉢状の穴を掘って土を浴びる行為が時々見られます その目的は 羽の余分な油分や寄生虫を落とすためだそうです 穴を掘る場所は草などが生えていない土だけの地面が見えている所で しかも土が乾いている場合に限られます
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    スズメ土浴びの窪み跡(2か所)
     
    ・スズメを鈴愛にかけた?
    2018年上半期のNHK連続テレビ小説「半分、青い」のヒロインは「楡野鈴愛(にれの すずめ)」でしたが ドラマの中で・・母親が彼女に向って「カラスはスズメの天敵だもね」と言った場面があったのですが 私としては何でこの言葉が出てきたのか会話の前後の脈絡から考えても解せぬ気がしましたので・・作者が 「にれのすずめ」の「すずめ」に「スズメ」をかけてこのフレーズを使いたかったような意図を感じられたものですが・・私が会話の一部を聞き漏らしたので脈絡欠如と感じたのでしょうか
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    ・カラス・・日本で普通よく目にするのは2種
     「ハシブトガラス」:くちばし太い 肉食傾向 都会に棲む 「ハシボソガラス」:くちばし細い 草食傾向 里山・農耕地に棲む
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    ハシブトガラス
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    ハシボソガラス

    私の実家の庭でスズメを襲ったのは都会のハシブトガラスだったのでしょう
     
    最近はNHKのバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」に登場するカラスの「キョエちゃん」が人間の言葉をしゃべって人気ですが・・カラスが頭が良いのは周知の事実ですね 中には 神社の賽銭箱の横に落ちている硬貨をくわえて鳩の餌自販機のコイン投入口から入れて 出てきた餌を食べる
    カラスまでいるそうです
     
    ◎ヤマモモ
    ヤマモモは雌雄異株だそうで 実家の雌木は毎年の梅雨頃にやや暗い赤色で表面はブツブツした甘酸っぱい実が生ります しかし我が家の近所のお宅の大木にまでなったヤマモモは実が生らないとお嘆きで・・雄木だったわけです
     
    ヤマモモは4月頃に赤い小さな花をつけますが その花言葉は・・「ただ一人を愛す」「一途」 その由来は・・雌雄異株だが遠く離れた場所に花粉を飛ばしてまで実を付けるからと・・よく分からない説明がありますが それはともかく 良い花言葉ですね
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    スズメが襲われた実家のヤマモモ       
      その後に枝と葉を切ったもので
      当時はもっと密でした
    ヤマモモの実(直径1.5センチくらい)
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    オキザリス・トライアングリラス
    2014年10月のこと 近所の散歩で住宅地と杉林の境目を通る小径にさしかかったところ 杉の根元に広がる緑の草むらの中に 紫色の三角の葉3枚の草?を見つけました それはただの1本だけでしたが目立ったので 葉の下約10センチのところでちぎって自宅に持ち帰って 水を入れたペットボトル容器にさしておいたのですが その後何日たってもしおれることなく元気なものだと思っていたら 
    2~3週間後には葉の茎の下部から沢山の“ひげ根”が出ていることに気づきましたので これを植木鉢に植えてみました すると驚くべき生命力・繁殖力で その後は増え続けて たった1本の葉付きの茎が 現在では100本くらい生えていて 年間ながい期間淡いピンク色の直径8ミリくらいの花を咲かせます ちなみに 肥料は施したことなく 冬に枯れてもほっといて春にまた出てきます 

    調べたら これは「オキザリス・トライアングリラス」というブラジル原産の植物で別名が「紫の舞」と言うそうで 日本で言うカタバミの仲間で 種類も多く 葉が緑のもの 花が白いものなどもあるそうです
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    摘んできたばかりのオキザリス・トライアングリラス 夜には葉を閉じます

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    上の写真の1本が増えて・・現在の繁殖状態と花
     
    その後 気を付けてみると街中でもこの植物を鉢植えしているか 庭に植えているお宅を時々見かけます その苗や種も売っていることも知りました つまり それほど珍しい植物ではなかったわけで しかし私のように お金も出さず 道端にあった たった1本から育てた人は他にいないのでは?

    花は可憐ですが生命力の強さから出た”花言葉”は・・「けっして あなたを捨てません」「輝く心」「母親の優しさ・喜び」これも良い言葉ですね
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