トンガ王国の海底火山が1月15日に噴火して、日本列島沿岸に2種類の余波が押し寄せた。一つは普通の小さな津波で、もう一つが"噴火による大きな空気の揺れ「空振」"が発生して海面にできた波で、これは”津波ではないが急激な潮位上昇"とされる波だった。

↑気象衛星ひまわり8号撮影
今回は、日本から8000キロ離れた地点で発生した空振そのものの影響は無かったが、我が家では空振を直接経験することがいくつかあるので、以下にご紹介すると・・
◎伊豆大島噴火による「空振」で我が家は・・
1986(昭和61)年11月、伊豆大島の三原山が噴火して、島民約1万人が島外に約一か月間避難するという災害が発生した。
↓1986年の三原山の噴火と溶岩流(東京都大島町発行の「防災の手引き」より)

さてその一か月の間に何回か”我が家の雨戸やガラス戸がビリビリと音を立てて細かい振動をする”ことがあった。その際は周囲に騒音などは全く無い状態なので最初は原因が分からなかったが、はたと気が付いたのは”これは大島の三原山の噴火による空気振動”が押し寄せているからに違いないということ。その証拠に噴火終息後にビリビリ音がすることはピタリと止んだ。
その後に知ったのが「空振」という言葉。まさに三原山を”振源”とするそれだった。
ちなみに大島・三原山から我が家までの距離は約103キロ。この距離でしかもこの噴火は小規模であったにもかかわらずこの空振ということからすると、もしも富士山が大噴火したら約105キロ※の距離に在る東京などに降り注ぐ降灰もさることながら、空振の程度もいかばかりであろうか?
※富士山頂~東京・日本橋間
◎ヘリコプターによる空振で我が家は・・
1月12日の昼間に自衛隊のヘリコプター(下写真の「ヒューイ」という機種か?)6機が”アルファベット大文字「A」のようなカタチ”の編隊を組んで我が家のほぼ真上300メートルぐらい(?)を北東に向かって通過したが、その音が1機でも強力なのに6機だから、それは凄い! 家のガラス戸がガタガタ振動だ! これは単なる音だけではなく、別に強い空気の振動が加わった感じで、まさにこれも空振と言えるものだろう。
へリコプターのブレード(回転羽根)による空気の波は真下に向かって届くから強力なのだろう。
実はヘリによる空振は今回に限らず、時々ある。
実はヘリによる空振は今回に限らず、時々ある。
↓このヘリが6機で編隊飛行(画像は「テレ東BIZ」より)


後日に知ったのは、その翌日13日に陸上自衛隊の年始恒例パラシュート部隊降下訓練が千葉県の習志野演習場において開催されるために、この部隊(第1ヘリコプター団)の本拠地である木更津駐屯地(千葉県)から移動飛行したものだったようだ。この演習は離島の防衛や奪還作戦訓練の一環であり、パラシュート降下の他に、ホバリングするヘリからのロープづたいで直接降下してほふく前進なども行われている。本来この演習の様子は一般公開されているものが、今年もコロナ禍で中止となってマスコミにのみ公開されたようだ。
→訓練公開動画(テレ東BIZ) https://www.youtube.com/watch?v=s1hxzLuLhT8
ちなみに木更津駐屯地は旧日本軍の基地だったものが終戦後は米国軍基地となっていたもので、その後に日本へ返還されたのだが一部は米国軍基地として残っているために、先年には一時、米軍のオスプレイが駐機したこともある。代わるように現在は日本の陸上自衛隊のオスプレイが暫定配備されている状態。
↓陸上自衛隊のオスプレイ(第1ヘリコプター団のウェブサイトより)


◎「空振+り」=「空振り(からぶり)」?!
被災したトンガ王国に対して、近隣のニュージーランドなどはすぐさま支援を開始し、続いて日本も飲料水などを現地に届けるなどの支援を開始しているが、本当に必要なモノやコトを早急に提供しないと”「空振」に「り」が付いて「空振り」”になってしまう。もしそんなことになれば、別の思惑があると思われる某国も支援を表明しているから注意が必要か? (今回、気象庁の津波予報はほぼ「空振り」気味になって、これは幸い?だったが・・)
◎我が地域は「空振」ならぬテレビの「画像振れ」があった?!
我家が在る地域は成田空港と羽田空港から離発着する多くの飛行機の航路のほぼ真下にあたり、今から10数年以前までは、特に着陸に向かう飛行機は高度を下げ始めていた(当地と成田空港間の距離は44キロ)ので(小学生だった我が子たちによれば)飛行機胴体に描かれた「クジラの絵」がはっきり見えたほどだった。そのため騒音は空港付近ほどではないものの大きいのだが・・
それで何が起こるかと言えば、飛行機が上空に近づくとテレビ画像がゆらゆらと揺れて乱れる「画像振れ」が10秒くらい続く状態になった。つまり当時の東京タワーからのストレートな電波に対して飛行機の機体に反射した電波が加わって干渉していたのだ。
これには我慢できずに我が家は自家のアンテナによる受信をあきらめてケーブルテレビを導入するにいたった。ところが最近は飛行機の航路は変わらないものの(飛行管制の指示方針変更によってか)当地上空の飛行高度が以前より相当高くなっているので、昔のような「画像振れ」は無くなっているようだ。また、その後テレビは「地上デジタル」電波になった上に、それが東京スカイツリーからの発射に変更されたのだが、これも良い方向に影響しているのかは私にはわからない。無論、飛行機騒音も昔ほどではなくなった。
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